memo

 

2020/05/05

 

SCC関西26に参加予定でしたが、当イベントが延期となりましたので、エアブーならびに通販先行で頒布を開始しました。
ピリオド完結まで足がけ6年……大変お待たせいたしました。無事完結できたこと、万感の想いです。



以下、ピリオドシリーズに関する思い出話です。
壮大な独り言という感じですので、暇つぶしに使ってくだされば幸いです。

◆描ききって思うこと
今構成しなおしたらたぶんページ半分くらい削る。とりあえずバスケシーンはもっと削る。いらない……話の筋的にはいらない……主軸はあくまで森山さんと伊月さんの対話だからもっと削っていい……と思うんですが「再びの海常VS桐皇戦!」「バスケしてる伊月さん!!」とか、プロット切ったあの日の自分が見たいシーンを描けてよかったなと思います。何度ネーム切った自分を恨んだかしらないけど。同人は構成より描きたいもの描くべきという誰かの言葉には強い同意を示したい。せめて体育館ロケハン行けばよかったと悔やみましたけど。

3巻はバスケシーンに関しては「出ない神本より出るクソ本!!!!!」と割り切ってバスケシーンは多々作画については妥協しました。特にロングで体育館全体が写るシーンね……全キャラの頭身合わせて動きのあるポーズ難しいんだよ……プロってすごいなと改めて思いました。スポーツもの描いてる全漫画家さんを尊敬する。
1,2巻を見直すと、個人的には絵が古くて耐えられないんですが、バスケシーンでも頭身をかなり厳密に合わせたりしていてえらいなあと思います。3巻だってそれなりにパースに気をつけてましたけど、この頃もがんばってたなあ。
ピリオド. がわたしの本格的に描き始めたマンガですが、おかげさまで大の苦手だった背景も大分鍛えられました。今のわたしがあるのは間違いなくピリオド. シリーズのおかげです。一生忘れられません。


◆設定
ちゃんとインハイや予選の日程を調べて「この話数はこの辺!」とか決めて描いてました。……設定表どっかやっちゃったけど。
誠凜高校のモデルが確か新宿の学校だというので、わざわざ家から遠い新設校に通いはしないだろうと伊月さん家も新宿の近くだと設定してます。なのでストバス場も高田馬場あたりのストバスですね。こちらはロケハンしました。マジでロケハンしてよかった資料写真ってめっちゃ大事。高田馬場駅近くにはゲーセンもちゃんとありますよ。
黄瀬くんが高田馬場駅で森山さんたちを見かける際には「モデルの黄瀬が高田馬場駅使うかなぁ……?」と悩む自分を押さえつけ「新宿近いからワンチャンある」とゴリ押しました。


◆性癖
見直すと恥ずかしいくらい性癖が出てるんだよな……。
森山さんの元カノとかすごい性癖出てて恥ずかしくって恥ずかしくって……わたしこういう女が好きなんだよな~~~~!!!!!しかし露骨すぎて~~~~~~!!!!!!!
この元カノはこのあとすぐに別の彼氏捕まえました。森山さんのこともちょっとかっこいいなって思ってただけなので、別に振ったことに対してもさしたる思い入れはない……ビッチ……。
森山さんの「好きってなんだと思う?」という問答に答える伊月さんだけど、その実本当にはわかってなくて、森山さんを通して最後にやっと「俺はバスケが好きだ」ってずっと自分がバスケに対して苦しく思っていたことに気づかされるみたいなね、そういう構造が見える。わたし好きだなこういうの~~~~~!!!!知ってる!!!!


◆表紙
1巻は海常のバスケに囚われている森山さん。2巻はもうないチームのパスを待っている伊月さん……みたいなイメージです。元々2巻完結のつもりだったので、3巻の表紙はどうしようか迷って青空の下で楽しくバスケする二人にしました。1, 2巻の裏表紙ではバスケットボールが描かれていますが、1巻はそれぞれの孤独として1個。2巻ではひとりぼっち同士が出会ったとして2個描いていました。
キラキラがいいなあって1, 2巻では表紙に星物語を使っていました。3巻でも同じように空を白抜きにして使用しようか……とも考えていたのですが、白い空だと曇って見えてやっぱりハッピーエンド感が薄れることと、箔押しが使ってみたい気持ちがあったので1, 2巻とは表紙テーマががらりと変わりました。個人的には気に入っていますが、どうでしょうか。


◆伊月さんのバスケ
このピリオド. シリーズは帝光中編に11話のネームをすべて切った話なので、誠凜VS洛山編を踏まえてないのでかなり暗い展望ですね……。本編全体を通すと伊月さんももっと明るいんじゃないかな。
とはいえ3年次の誠凜はめちゃくちゃだと思います。黒子くんは露出が激しかったですから3年次では活躍が難しい、守りの要である木𠮷は抜ける。創立2年目の奇跡として持て囃される一方で、選手を酷使する監督、責任者不在の中の故障……と良くない方向でもすごく盛り上がると思うんですね。さらに周囲は連覇を期待し盛り上がるのに、戦力は確実に低下しており、周囲の期待は徐々に落胆に変わってくるでしょう。
実際創立2年目で学校側はどこまで子供達を守ってくれるでしょうか。部活帰りの彼らや下手したら彼らの家にまで押し入る記者たちもいるかもしれない。親たちは見せないように気を配っていても、同級生から見せられる心ない記事に傷つかない学生がいるでしょうか。
リコちゃん家もなあ、一時期お父さんが監督している以上かなりバッシングされそう。日向んちもそうだし、客商売している店にはダイレクトに影響があってもおかしくない。
そんな中で、伊月さんはきっとすごく責任を感じるというか、俺がしっかりしなきゃって一人密かに責任を感じてそうだなって。同時に木吉が不在では強豪には勝てなかったという印象も強く残っていると思うので、中学時代に「勝たせてやれなかった」という想いがある伊月さんにとってはなかなかの地獄なのでは??と思っています。精神的にも守り的にも要である木吉と、その木吉と相棒のような関係である日向、日向が片思いを寄せつつ過去には木吉と付き合っていたリコ……地獄か????????
ただでさえ木吉関連やバスケ部のことで奔走して重圧を抱えている日向とリコ相手に相談できるような男じゃないよ伊月さんは……きっと一人で抱え込むタイプだよ……ワンチャンコガとかには相談できるかなとは思うんですけどね。だから大丈夫かなと思いつつ、もしもその相談役が森山さんだったら?というifで始まったのがこのピリオド. です。
互いに互いが誰かの代替品であるので、少なくともわたしの森月観の中では珍しく、森山さんに対する扱いが雑な伊月さんが珍しくて好きです。


◆ダジャレ
もっと入れたかったんですけどね!!つい話がシリアスにいきがちでダジャレを入れる隙間があまりなく……なので2巻「#6名前のない墓標」では最後に無理矢理コマを足してダジャレシーンを足したりしました。ごめんね伊月さん……。


◆森山さんのバスケ
正直森山さんはバスケ嫌になったらどうだろう、みたいなよりif色が強いですね……ぶっちゃけ大学でもバスケを続けるか、止めてもみんなでわいわいストバスすると思います。周りからたくさんバッシングされたろうにそれでも自分のスタイルを貫く強さを持っているのにね……ごめんね森山さん……。
23巻を見ていると小堀さんは最後勝敗に絡むようなカットとかあって、笠松さんは言うことなく、それぞれ活躍している中で多少心残りがある森山さんいいなって……思ったのが始まりだったはず……。思わず黄瀬に出てくれ、なんて言いそうになって、笠松さんみたいにバシっとも言えず、勝てなくて。あのときブロックできてればとか、終わってみればどうしたってたらればを考えてしまう。その末にバスケから距離を置く森山さんもどこかの世界線にはいるかもしれない…………たぶん…………。
結論、合コンとかいきまくって、でもコレジャナイを感じる森山さんエモくない???????????
女の子用に名刺作ったりしてたら超かわいいと思うんだよ……。
森山さんは絶対にプロにはいかないと思いますが、社会人になってもバスケやってほしいな。少なくとも、時々は高校や大学の人と集まってストバスしたりしてほしい。そして完全にバスケに触らなくなっても、ボールとか、応援してるチームのTシャツとかグッズ、そういうバスケに関係するものは部屋に飾ってあってほしい。


◆森山さんのタバコ
吸わせたかっただけ!!!!!!森山さんはずっとバスケ一筋だったから急に悪ぶってみようと思ったらタバコ!みたいな安直な方にいきそう、みたいなイメージある。
タバコ初心者なので軽いやつがいいなとは思ったんですが「PEACE」を吸わせたかったので作中森山さんが持っているのは「PEACE」です。平穏を求めて手にした森山さんだけれど、最後には握りつぶして捨てる……というのがやりたくて。そして握りつぶして捨てるシーンでうっかり白抜きし忘れるミスをするという。あんなに見直しをしたのに…………本当に申し訳ございません…………!!!!!!!あそこは!!!投げ捨てています!!!!!!
根は真面目と言うと、森山さんはバスケをやるために赤点は取らないよう真面目に勉強していたと思うから、大学入った後もついつい真面目に勉強してるだろうなと思って描きました。そういうところがかわいいと思っています。


◆森月
ピリオド. シリーズは森+月で恋愛感情は一切ない設定でした。森月オンリーに出たいけどこれ出ていいのか……?と大分迷ったりした思い出。確か要項を見て大丈夫だと判断した気がする。イベントに申し込む時もCPをどうすればいいのか迷って結局森月で申し込んだり。何分同軸リバ好きなので伊月さん受も違う……ような……という有様でして、もし本当に森月を目当てに買ってくださっていたら期待外れだった方もいるかもしれません。申し訳ございませんでした。
このあと伊月さんは森山さんと同じ大学に進学する……世界線もあります。
伊月さんは進学すると思うので、そのときに森山さんに勉強を教えてもらっていたらいいなって。赤本を譲ってもらったりね。それで合格発表で合格しましたって連絡して一緒にお祝いしたり、そういうことがあってもいいなって思っています。
そんで同じ大学に進学してから始まる森月を描きたいなと……考えたこともあります。それはそれでまた長くなりそうな話だったので、もしかしたら恋人関係になることもあるかもね、な感じに留めておきたいと思います。互いに相手はノンケだと自分に言い聞かせながらも惹かれていってしまうの最高なんだよな……。
3巻ではページ計算を間違ってできてしまった2pのおまけとして、伊月さんが森山さんと同じ大学に進学し、同じチームで戦ったらというifを描きました。大学の背番号ってかなり自由なんですね。調べてびっくりしました。伊月さんと森山さんはそれぞれ好きそう、お手本にしてそうなNBA選手の番号を選びました。何分わたしがバスケの知識がからきしなので、wiki等を頼りにした知識ではありますが……。同じユニフォームを着て同じチームで戦う伊月さんと森山さんは熱いです。伊月さんが森山さんをどう使うのか、森山さんが伊月さんの指示に従って戦う姿を想像すると胸が熱くなります。そしてインカレでは笠松さんのチームや日向のチームと当たってほしい。かつての仲間達とバチバチに争うのもまたすごく楽しそうだなあと思います。

最後に、ピリオド. シリーズを読んでくださった皆様に、大きな感謝を。1~2巻だけお付き合いくださった方、最後までお付き合いください方、すべての方に感謝したいです。本当にありがとうございました!!  

2017/05/05

ご無沙汰しております。
SCC26にサークル参加しておりました。こちらでご挨拶するのをすっかり忘れてしまい申し訳なかったです……。
自家通販の登録しなきゃ!と思い立ってサイトまで来てそういや告知忘れてたなって思い出しました。……てへぺろ?

さてSCC26ではピリオド. 3発行できませんでした~!すみません!
1ヶ月前の段階で8話もまだ描き終わっていなかったのでアッ(察し)状態ですわ。すみません。
なのでオンデマ本を発行しました!
徹夜2日目の5/3当日の朝駆け込みで印刷しに行きました!
ちまちま描いてたはずなのに……どうしてこうも毎度毎度修羅場に……。
罰ゲームで女装する羽目になった伊月さんが偶然街中で森山さんにナンパされてお茶することになる話です。
くっついてない二人なのに当社比他の森月作品より甘いです笑
自サイトの通販他、BOOTHでも通販を開始しております。
ご入用の方はどうぞよしなに!


さて、折角なのでここでひとつ『フォーリン・フォーチュン』の裏話でも。
ネタバレ満載なので、読了後のお暇な方で、作品の裏話とか嫌いじゃないよ!って方のみお付き合いください。







■当初タイトルが違った話
実はタイトルに結構悩まされた作品で、最初は『デステニーですってね!』だったんですよ。
……ドン引きでしょ。わたしがドン引きだ。
わたしにしては珍しくコミカルな作品だったので楽しいダジャレが絡んだタイトルにしたかったんですよね~センスが来い!
結局原稿中に思いついた『フォーリン・フォーチュン』に変更。おかげでうっかり印刷するデータ間違えそうになった。
ダジャレではないですけど、でも森月らしくていいかなと割りと気に入ったタイトルです。今のところは笑

■今回もド修羅場
修羅場るのに定評のある礼華ですが、今回もまた修羅場でした!
どうしてこう修羅場るんですかね……?見通しが甘いだけなんだよってな!それな!
最終日は2徹で、1日目は睡眠が寝落ちの2~3時間(正確なところは憶えてない)、2日目は完徹。
表紙は5/2 21:00から取り掛かるという修羅場っぷり。
もう少し凝ったイラストを考えていたのですが、残念ながら水彩風の塗りでお茶を濁すしかなかった……。
結局ペーパーどころかお品書きもできないという……。
そしてなんと妹がみかねて印刷所まで車出してくれたんですよ。人生で一番妹に感謝した。
だって電車だと20~30分かかるところが10分足らず!車ってはやーい!
どうにかこうにかイベントで新刊オンデマまで落としました★なんて事態にならなくて本当良かった。
スペースでは居眠りこいてて申し訳ありません。見かねたらしい隣のおねーさんに飴ちゃんもらった。
なんだかんだ表紙は線画は気に入っているし、割と色がいい感じになったかな~と気に入っちゃいるんですけどね? 本文なんかは〆切による作画崩れも誤魔化しコマもない(あってもそれはただの実力不足)のでかなり良かったと思うんでですけどね??
もう次は〆切ありきに描かないと誓った。

■時期設定はドラマCD後
作中では言及できていないんですが(すみません)ドラマCD後の秋の設定です。
あの森月さんが合コンするやつ。
あの後秋の中間試験明け~試験休みくらい。バスケもないし、この間の昼休みの罰ゲームやろうぜってノリで伊月さんは女装する羽目に。
森山さんは試験休みだしってことでナンパ兼シューズやらボール見に東京へ。
なんとなく森山さんは折角のお出かけの際は、誰かと一緒でない限り神奈川<東京へ出てきそうです。
だから森月さんは面識があり、伊月さんは森山さんが残念だって知っているし、森山さんも伊月さんがダジャレ好きの残念なイケメンだと知っているという……。
本編で言えっていうね!すみません!!

■伊月さんの女装
ウィッグは日向ん家提供。服は伊月さんのお姉さんやコガのお姉さんあたりから使えそうなのを借りてきました。
それかレンタル。
メイク諸々は開店前の日向ん家で。
喉仏と肩幅隠し対策でストールを。腕のたくましさを隠すために袖口がフレアなものを。脚はロングドレス+ごつめのブーツで対策しました。
たぶんこの出来に一番ビビッたのは日向だと思います。「俺の親友がこんなにかわいいわけがない!」みたいな笑
胸には詰め物をしていますが(コガがノリノリで入れて行った)(ちなみに水戸部には怒られると思って言っていない)、実際どうやって詰めていったのかまでは考えていませんでした。
やっぱり男性用のブラにパットかな?

■森山さんの紳士ぶり
喋れないっていう伊月さんに対する気遣いとか、シェアの提案とか、その辺は森山さんの素かなって思って描いてました。
女子にモテるためのアピール!優しい気遣い!とか意識してたんじゃなくて、そのままするっと出てきたんだろうなーって。
「合コンよろしく!」って後輩を気遣えたり、怪我してる黄瀬を試合に出てほしいけどって葛藤するところとか見てると、根がすごく気配りできる人なのかなーって。
空気はあんまり読めなくても、気遣いはすごくできて、その辺がナンパとかでは生かされないから笠松さんや小堀さんから「こいつ勿体ねえな」(でも言わない)みたいな感じがあると思ってる。

■森山さんが"伊月"さんだと気づいていた
作中で言及しているとおり、ダジャレが趣味だってところからなんですが、以後森山さんは「純さん」とは呼んでないですし、対男向けに若干言葉づかいが荒くなってます。ただのわたしの趣味です笑
もしこれが伊月さん♂だと気づいてなかったらあーんされたとき森山さんはもっと動揺するだろうなって……。あれはたぶん伊月さんが男だからちょっと照れるに納まったに違いない。
その後コーヒーゼリーのやりとりのくだりでさして動揺してないのは同姓の気軽いやり取りが根底にあったからだと思います。
これが恋人同士になった直後だともっと照れるだろうな~!あるいは異性からやられてるのを見ちゃった伊月さんが俺のときと違うって憤慨するのもいいな!



あと森月さんがお互いに惚れたあたりも語ろうかと思ったんですが、これ以上は野暮天な気がするのでここまでで。
ピリオドはまだ完結してないのであまり語れず残念だったのですが、フォーリンフォーチュンはあれこれ言及できて楽しかったです!
ではまた今度はピリオド. 3でお会いできることを祈りまして!

2017/01/22

イベント行きたかったな……。しかもイベントを収録したDVDが出ない??????
公式もっと商売ッ気出そうよォォ!!!!!!!!!
魂の叫びです。本当いっそアニメ2期のためのクラウドファンディングやるよ!って言ってくれたらたくさん出資するのに……。OVAでもドラマCDでもいいから……。
アッでもドラマCDは新作制作決定のお知らせがあったので安心です!まだまだジョカゲ民でいるぞォ!
それはそれとしてあけましておめでとうございます。
今年の年賀はジョカゲで描いたので、来週のスパイのお仕事に合わせてあげますね。

D機関の2期生ってどうなんだろう妄想をね。ちょっとね。
たぶん、1期生が全員卒業してから2期生を受け入れたわけでしょう。
スカウトしたのは1期生在籍中かな、卒業後かな。
でも魔王もあちこち行って情報を授受してるわけだから、もう少ししてから育成にかかったのかなー。
さて、少なくとも1期生をスパイマスターとして束ねつつ、裏で上層部との駆け引きを行いつつの2期以降の育成。
1期生は魔王自ら教鞭をとる姿が描かれていたわけですが、2期生以降はどうなんでしょう??
個人的には実は海軍の息のかかった生徒、あるいは敵国のスパイがいて、それを実井あたりに暴かれる、なんて展開あると胸熱です。でもまあ魔王の前でそんな生徒はそもそも試験の段階で振り落とされるかな……。
そんで、やっぱりプライドの高い2期生のことだから、自分たちより先にあの(恐ろしく難易度の高い要求の)魔王の教えをクリアして、今正に世界で暗躍するスパイとはどんなものだろう、と思うと思うのですよね。
自分の方が優れている、だがしかし一体どんな人物なのだ……みたいなね。
万一三好が死んだことを耳に入れたら、「自分だったら絶対にそんなへまはしない」って思うだろうなあ。
で、そんな慢心を見抜かれて、ちょっと訓練のときに魔王に「あいつらはそんな下手を打たなかったぞ」って鼻で笑われて鼻っ柱折られる2期生とか!
いつか"スパイ"ではなくなった元D機関生が晩年に自分の戦争体験を綴って、その中にD機関のこと、1期生のことを書いてたらいいな!そんな話がすごく読みたい!
「私は結局、スパイとして生きることはできなかった。今、家族の元を去って祖国に貢献せよと命じられても、きっとできないだろう。私は"私"を愛してしまった。私は結局、内心侮っていた彼よりも、ずっと未熟だったのだ。もしも叶うのならば問うてみたい。明晰なる頭脳を持って、きっと祖国の愚かさも未来の敗北も予期していながら、何故祖国のために働けたのかと。名もなき誰かとして葬られるほどの、覚悟があったのかと」
みたいなーー!!!三好からしてみれば祖国?僕はただ"僕"の有能性を示したかっただけですって鼻で笑うよみたいなーーー!!!!
でも魔王が後世に記録を残すよなスパイ落第生を教育するはずもないのでこれはただの夢物語であったのだ……。

2016/12/19

ジョカゲ新作イラスト衝撃的でしたね……まさかのみよ←さく……なんならこれ佐久間さんゆうみよだと勘違いするやつ。
ところでうちのはたさくは『18の夏、足元の物言わぬ濃い影に、額から頬へと流れた汗が落ちていった』って感じ。みよさくは『ただ赤く色づいた唇がうつくしい。酒に溺れてふやけた頭が憶えおけたのは、たったそれだけのことだった。25の夜のことだった』。
じつさくは『不惑も過ぎて、隣で穏やかに笑う男の本心はどうであれ、腐れ縁は未だ途切れない』。
なんとなくそんなイメージ。はたさくは理性的に情熱任せの恋が、みよさくは必要じゃないのに捨てきれない愛が、じつさくは繋いだ手から相手の温度を知る情が似合うと思う。

2016/12/14

またかよ?! わたしだけが知らなかったシリーズ~~!イエーイどんどんぱふぱふー!
さあーご好評いただいているどころか誰も見てない辺境で始まりましたジョカゲ語り、本日はまたもやってきた皆が知っていたであろうにやっぱりわたしだけが知らなかったシリーズ第2弾でございます。2であってた?
ジョカゲはてっきりオリジナルキャラクター、実在の人物・団体・事件などには一切関係ございませんかと思っていたんですけども、実は!武藤大佐にはモデルがいたんじゃないか!衝撃の事実!デデン!
武藤章。最終階級は陸軍中将。統制派だったが後に東條英機との対立で逆に皇道派の山下奉文の部下に転じた。by wikipedia。
1936年(昭和11年)8月1日 - 大佐に昇進。
1937年(昭和12年)3月1日 - 参謀本部作戦課長。
つまり昭和12年秋、D機関が設立されたときには参謀本部の大佐だったんですねー。これ絶対武藤大佐がモデルじゃん。
まあ現代人からするとオモチロイ感じの人生だったようなので、わたしのメモを兼ねて(というよりそれが主目的で)、武藤大佐=武藤章と考えて、彼のことをさらっとまとめていきましょう!まあ全部wikiからの知識なので詳しいことはそちらで!あとこの前見たテレビからうろ覚えで引っ張ったりしてるので間違ってたらごめんね!

まずはこの人物のことを語っておきたい。石原莞爾。「帝国陸軍の異端児」の渾名が付くほど組織内では変わり者。偉才ですね。だがある種大東亞戦争のきっかけはこの人物であったともいえるでしょう。
関東軍作戦参謀として、板垣征四郎らとともに柳条湖事件を起し満州事変を成功させた首謀者なんですね。満州国作っちゃったぜイエーイっていう人。
さてこの人、満州国を作ったのは東洋のアメリカとするため、そしてゆくゆくは日米戦争に備えるためであった、という彼自身の構想に基づいてのことだったようです。そして己の構想実現のため、不拡大方針を採っていた上の意向をあえて無視し、別部隊を先行させ、彼らの部隊が救援にいかねばならぬ状況、つまり実質的な派兵をよぎなくさせました。軍部への期待が高まり、むしろ政治家たちの信用が下がり気味だった当時、世論に押される形にもなって、天皇始めとした政治家たちも戦線不拡大を撤回するほかなくなってしまったのです。
自らの手で上の方針を覆させた。そして23万の張学良軍を相手に、わずか1万数千の関東軍で日本本土の3倍もの面積を持つ満州の占領を実現したのですから、当時の関東軍の石原に対する信望・尊敬はいかばかりでしたでしょうか。
だがしかし、ここのキーワードは"下克上"。彼は自身の手で、己の理想、真なる正義のためには下克上も已む無しということを証明してしまったのです。

満州国を作り上げた彼ですが、対ソ戦に備えた満州での軍拡を考えていたので「5年間は戦争をしない」という方針を立てていました。そこに、ある人物が声を上げたのです。
お待たせしました武藤大佐です。当時関東軍は内蒙古の分離独立工作、つまり新しい地域を占領しようと考えていました。それを中央の統制に服するよう説得、つまりは"現在は戦線不拡大"であると説得しようとした石原に対して、現地参謀であった武藤章が「石原閣下が満州事変当時にされた行動を見習っている」と反論し、同席の若手参謀らも哄笑したのです。
こうして帝国陸軍の異端児・石原は、その後色々と策を考え奔走するものの、関東軍を止めることあたわず、左遷され、表舞台には出てこなくなりました。
閑話休題ですが、石原さんは病気のため戦犯指定を逃れたり、東京裁判・出張法廷では病床の身でありながら最後まで確執のあった東條英機を扱き下ろす、陸大に入りたくないのに無理やり受験させられたからノー勉で試験受けたら受かった、東條の差し向けた監視員たちと仲良くなって報告書を融通してもらっちゃうほどカリスマがあったり、などなど逸話には事欠きません。

本題・武藤大佐について。当時のヒーローに対して、ヒーローが武器とした"下克上"を、ヒーロー自身に対して向けちゃったお方。勿論当時の軍部の風潮を考えれば皆そうだったやもとは思いますけれどね。
昭和12年12月には中支那方面軍参謀副長として現地に赴いているそうなので、春頃まで市ヶ谷の参謀本部にいた原作とは食い違いますね~。でも個人的には武藤大佐=武藤章を推したい。
だって中国一撃論とか頭から信じちゃって、関東軍の立役者を皮肉って追い落としちゃって、不拡大方針に逆らって日中戦争おっぱじめたお方ですからね。
"武藤は日頃の言動に問題がある毒舌家であり(後述)、当然人望もなく、生前も死後も擁護する者はほとんどいなかった。"
なんて言われちゃってますからね。
終戦の際、山下に共に切腹することを提案するも、説得され、現地で降伏しているそうです。う~ん流石佐久間さんの上司!
山下らが起訴されたマニラ軍事裁判では、逮捕起訴されないどころか、弁護人補佐として出廷し山下らの弁護につとめたといいます。しかしこの裁判の後、極東国際軍事裁判(東京裁判)に逮捕起訴されるため日本に戻されました。
そして東京裁判で捕虜虐待の罪により死刑判決を受けます。東京裁判で死刑判決を受けた軍人の中で、中将の階級だったのは武藤だけ。この死刑判決は不当だ、という意見が多く見られる不思議な判決だったのです。
その理由をざくっとまとめしょう。

最重要な死刑の理由は、フィリピンでの捕虜虐待である
→しかしフィリピン現地での、捕虜虐待などを取扱ったマニラ軍事裁判に訴追されることなく弁護人補佐としてかかわっている

A級戦犯(「平和に対する罪」で、侵略戦争の計画や開始、遂行)のためでは
→盧溝橋事件当時は地位は作戦課長と低く、A級戦犯として処刑されるほどの責任があったとは考えられない

田中隆吉元陸軍少将の「あの男が軍中枢で権力を握り、対米開戦を強行した」という証言、また開戦時の東條の腰ぎんちゃく的存在だったとみられたからだったからでは
→東條と武藤は開戦後すぐに仲たがいしており、死刑を免れた鈴木貞一や星野直樹らの方がよほど東條のイエスマン

そんな不可解な事情で武藤大佐、いえ武藤中将は1948年(昭和23年)12月23日に巣鴨プリズンで絞首刑されることになりました。
武藤は、田中が軍部内の動きを法廷で暴露し自分を叩く証言をしたことについて、笹川良一に「私が万一にも絞首刑になったら、田中の体に取り憑いて狂い死にさせてやる」と語り、その田中は晩年「武藤の幽霊が現れる」と精神不安定の状態に陥り、何度か自殺未遂を起こしています。
う~ん武藤大佐! ちなみにちゃんと靖国神社に合祀されているそうです。

ふふふ、泥酔して芸妓さんに機密情報漏らして見事な金づるに仕立て上げられた武藤大佐が! 将来的にはこうなっちゃうのかと思うとちょっと面白いですよね。
佐久間さん同様腹切りを考えたものの取りやめた先が処刑って。幽霊になって祟りにいくって。
もし佐久間さんがその後武藤大佐の八つ当たりで最前線に送られ戦死したとして、結城中佐が「私が気に入った部下をしかもあんな意味のない死に方させるなんておこだよ!」と腹いせかねて死刑になるよう暗躍した……とかいったら面白いです。
死ぬな殺すなって? いやちょっと田中少将をつついてみたらね、思いの外上手く事が運んじゃってね、真逆私にもアレがあんなにも人望のないものだとは思っていなかったよ……。
みたいなことを言ってククッと笑ってくれたら最高。いやまあしないだろうけどね?? 妄想だけなら自由。

それにしても昭和12年の夏には盧溝橋事件があったわけで、日中戦争始まってたわけで。結城中佐は何を思っていたのかなー。冬の海を泳ぐ機関候補生を見ながら彼が思い描いた日本の未来は何だったのだろう。まだ勝てると思っていたのだろうか。あるいはいかに最小限の被害で負けるようにするかだったのだろうか。
仮にまだ敗戦国にはならない見込みがあったとして、状況がどんどん悪化してもう負けざるをえないと悟ったときの彼の心情はいかばかりだったろう。
怒り?呆れ?悲しみ?不甲斐なさ?
少なくとも真っ黒な孤独の中を歩く彼の部下へ、また既に眠りについた三好に向けて、申し訳なさ・不甲斐なさ、そういったものを抱いてくれたのであれば良いと、そう願います。

2016/12/08

DARKER THAN BLACKパロでみよさくが見たい……。
契約者なD機関員と、彼らを追う刑事佐久間さん。
「合理的な判断ってやつですよ」

すごい異能力を使えるけど代償がいるっていうのが堪らないよね。
でも契約者佐久間さんも捨てがたいな……実は契約者じゃなかったっていう。
契約者たらんと足掻いて結局なりきれなかった契約者。
でもそれってD機関員が流れていくのを全て見届けなくちゃいけないポジだよな……。

「星が見たい」
「あるじゃないですか、ほら」
白く滑らかな指先が天を指す。薄闇に瞬く星々。
「偽物じゃないか」
そう言うと、目を少し瞬かせて、隣の男が笑った。
「あれは僕らの命そのもの。それがどうして、石ころなんかに劣るというんです?」
そう言って男は赤い唇をチェシャ猫のように歪ませ、笑った。

的なな~~~~~やりとりをさ~~~~~してほしい。
そして佐久間さんはいつも空を見上げて、あの星がまだ流れてないか見ちゃうんだよ~~。
星が強く瞬くとき、走り出さずにはいられないんだ。

ただこのパロの何が一番問題って、死ぬな殺すなが完全に守られないことだよね……。

2016/12/05

佐久間さんの結婚式に出席した三好は実に愛想のいい笑顔で佐久間さんに「おめでとうございます」と祝辞を述べ、佐久間さんの奥さんに「もうご存知かとは思いますが、この人は少々頭の硬いところがある人です。……でもどんなに扱いの難しい部下であっても絶対に見捨てない人です。きっと貴女を幸せにしてくれることでしょう。どうかお幸せに」くらいすらすらと言える。
他のD課のメンバーと一緒になって談笑して佐久間さんをからかったり、周りの客と寸分違わぬ"佐久間の部下"であり続け、引き出物としてもらったバームクーヘンが入った純白の袋を掲げながら電車に乗り込み、なんとはなしに窓の向こうの暗くなった町並み、あるいは映りこんだ無表情な自分の顔を眺めながら最寄り駅で降りて、歩いて家まで帰って、暗く冷たい部屋の電気をつけ、一人バームクーヘンを音も涙もなくただもくもくと咀嚼し、飲み込み、ゴミを捨ててそのままベッドに入って寝る。
次の日も普通に起きて、普通にD課に行って、普通にだらだらと仕事もせずにいたり気まぐれに仕事もしたり、普通に家に帰る。
繰り返し繰り返し、何も変わらない日常を過ごしていく。
だけどどんなにおいしいと評判のバームクーヘンは自ら買おうという気にはなれない。誰かに勧められれば食べるけど。おいしいとも思うけど。
ただ自分からは買わない。もう。

そんなみよ→さくも好き……。三好はワンナイト・ラブだけ繰り返してきっと一人で生きて一人で死んでいくよ。そしてそれは決して不幸ではないのだ……ただ幸福ではなかっただけで。

2016/12/04

もう12月ですよ、信じられません……いえ信じたくないです……。
最近割りとお疲れです。何もせぬまま、何もできぬまま時間だけが過ぎていって、このまま何も為せぬまま死んでいきそうで怖いです。あーやだやだ。
とにもかくにも原稿仕上げないと! ファイト自分!!

今日も今日とてつらつらとジョカゲ語りいってみましょう!
D機関という名称が「詳細は不明ながら、日本陸軍の諜報機関である」という情報だけが流布するのもまた罠の1つなんだよね。
しかも餌をまくのは敵対スパイ組織とか、そういう直接的な敵にだけとか。"自分のような実力者だからこそその情報を掴みうるのだ""敵は目覚しい成果を上げている、油断ならない""ただしこの情報を自分は握ることができた"という情報を与えることによって、ある程度警戒する方向を決定しているんじゃないかなあとかね、色々妄想捗るね。

ところでD機関員は大体が市井に紛れて情報を収集するわけだが、敵対組織に潜入とかなかったのかなあ。
まあそもそも外国相手じゃ軍隊とかに潜入は無理か……。
ちょっと敵対組織に潜入するD機関員見たいよね。
それはD課に期待ってとこか!ヤクザに潜入してぶいぶいいわすD機関員が見たいんじゃ~~。

ある暴力団組織検挙のために動き出すD課。
近日その暴力団が某国から麻薬をが密輸入するという情報が入ったのだ。目標は、暴力団とバイヤーがブツを受け渡すその瞬間を取り押さえ、暴力団を摘発すること。そのための証拠固めとして裏で動くことがD課に課せられた任務だった。
しかし調べるうちに分かったのは、密輸入されるのは麻薬ではなく、武器・弾薬であるということ。
現在その暴力団組織が積極的に敵対する組織はなく、また抗争を起こそうという気配もない。
何故、この時期にあの暴力団が武器・弾薬の密輸入を――――?
調べるうちにわかったのは、暴力団はあくまで仲介人であるということだった。本当の買取手はあるカルト集団。
カルト集団が狙うのは、国家転覆。実際の目的はともあれ、日本でテロを起こそうということに変わりはない。
しかしカルト集団は現在のところ何ら違法性のあることをしてはいない。少なくともそれを全く悟らせていなかった。
例え今回暴力団を検挙して武器がカルト集団に渡らせなかったとしても、彼らはまた別の対象から武器を買い取り、テロを起こすのは目に見えている。
優先すべきは暴力団からカルト集団だ。なんとしても暴力団がカルト集団へ武器を渡す瞬間を取り押さえねばならない。
検挙に動くD課。佐久間は1課の伝手を辿ってそのカルト集団のことを調べ始める。宗教団体をあらかたチェックしているはずの警察においても、有益な情報は得られていなかった。焦る佐久間の前に、一人の男が姿を現す。
「あまり深入りしないことです。深淵を覗き込むとき、深淵もまた貴方を見つめている」
背中に当たる冷たい感触。忠告めいた言葉。その男の双眸は、人を殺せる、そういう色をしていた。男が音もなく去っていった後も、背中に冷たいものが流れる佐久間。
しかし佐久間は諦めない。D課メンバーにもその事件の話はせず、変わらずカルト集団を追いかける。
ようやく漕ぎ付けた取引現場で、しかし佐久間たち潜入メンバーは相手に見つかってしまう。銃撃の末、バラバラに逃走することになった彼らだったが、佐久間は途中カルト集団の男に見つかってしまう。
冷徹な目。それはあの忠告をしてきた男だった。かちゃりと銃口が佐久間の眉間に向けられる。
ここで終わりか。いやせめて一太刀でも!
佐久間は対術を仕掛け起死回生を測るが、男には及ばない。後ろでに拘束され、後頭部に銃口が向けられた。もう、打つ手はない。万策は尽きた。「これが終わったら、今度こそ僕たちと飲みに行きましょう」そう言って、珍しく裏もなく薄く笑んでいた男の顔を思い出しながら、佐久間は死を覚悟する……。
「だから言ったでしょう。深入りはするなと」
そう言って銃口を取り下げられた。えっと思って振り返れば、冷徹な殺し屋のような男はそこにおらず、穏やかな顔の男がいた。どういうことだ? と疑問符を飛ばす佐久間だったが、有無を言わさない男の誘導に従って取引現場を脱出する。
帰り着いたD課で明かされた真実は驚くべきものだった。

っていう感じでーー暴力団に潜入する神永・甘利や、実は警察内部に内通者がいてそれを炙り出した実井・波多野、前々からカルト集団に潜入していた蒲生とかーーーーいいなって!!実は佐久間さんに忠告したのは蒲生で、事前に「危なっかしいはねっかえりがいるから気をつけてやれ」って結城に言われて面倒見てたとか!「やれやれ、本当に無鉄砲な方ですね」とか言いつつ面倒見てくれてたりとか、「あれは本気で死を覚悟した」「蒲生に忠告されたとき、僕たちに相談しないからですよ。これに懲りたら、僕たちのことをもっと信じてくださいよ」「信用はしている」「欲しいのは信頼です。僕たちはチームでしょう?」ってにっこりと笑う三好に盛大な溜息を吐く佐久間さんとか、結局約束はどう転んでも飲みに行けるなり佐久間さんを懲らしめたりからかえてた三好の一人勝ちだったり、みたいなね!!!!
潜入員も、裏切り者の炙り出しもかっこいいよね~~~!
ああでも潜入したはいいもののいざこざでD機関員そのものがなくなってしまって戻れなくなってヤクザ者のままどこにもいけなくなる蒲生も……?!?!
ここまでの妄言は全て『ダブルフェイス』を見ながらの妄想でした。


ところで終戦後のD機関ってどうなったのかなー。
負けることも想定の内、いや予想された結末だろうから、素直に陸軍解体とともに終わるとも思えない。
だけど結城中佐も戦争犯罪で裁かれるのかな、と思ったものの……そもそも"結城"という男が陸軍に在籍している証拠はどこにもないのでしょう。存在しない者は裁けない。そういう理由でD機関員は全員無事に切り抜けることができるのかな……。
有崎を生かすだけの資金があることを見ても、結城中佐には別の資金源があるとか?
終戦後暫くは身を隠しつつ、密かに次のD機関としての活動を始めているとか……。
中国での内乱を煽って、最終的にアメリカが"保護"する対象として日本が選ばれるように画策してたりしたら面白いなー。今日の発展があるのはD機関員の活躍のおかげである、なんてね。
ンーーでもD機関を新たに設立したとしても、運営はどこがすることになるんだろう?
自衛隊の前身はGHQの統括下だろうから難しいよね。ある意味一番情報を監視しなきゃいけないターゲットの監視下……それを逆手に取る? そもそもわたしその辺の歴史事情何にも知らないからあれなんだけど。
公安の前身とかあるのかしら。その辺今度調べてみよう。

(追記)あああああ言葉なんか幾らでも偽れるし表情だって装えるんだからってただ黙って隣で手を握っていてその体温だけは確かだと感じていて……。

2016/11/29

『この世界の片隅に』見てきました。号泣しました。館内は勿論、帰り道歩きながら泣いてました。
日本人ならば誰でも共感することできる映画だと思います。少なくとも小学生からご年配の方まで。
そしてジョカゲなど戦前~戦後の作品がお好きな方は是非に。何はさておき劇場で見ていただきたい作品だと思います。

ざっくりどんな作品か述べていきますと、戦中を生きるということを、女性視点で描かれた作品です。
特に故郷が広島で、呉という町に住んでいる、というだけで主人公・すずの苦労がもうひしひしと伝わってきますよね……。
幼い頃出会った"ばけもん"、その時偶然一緒に巻き込まれた周作の妻として呉に嫁いだすずは、周作の姉の周作の姉の径子さんになんとなーく邪険にされつつ、子供の晴美ちゃんの面倒を見ながら、北条家の嫁として働きます。朝日の昇る前に起き出して釜でご飯を炊いて、洗濯板で選択をして、畑の面倒を見て……そうして一生懸命生きているすずですが、戦争はどんどんと過熱してゆき、配給はなくなり、婦人会として徴収して働いたりなど、次第に平和な日常に影が差し込んでいきます。
ついに空襲も襲ってくるようになり、すずもまたそれに巻き込まれ……。
それでも日常は続いていく。どんなに絶望があっても、明日はやってくる。挫けそうになりながら、理不尽にうちひしがれながらも、懸命に生きるすずという女性を描いた作品です。

うーんわたしの紹介って大概面白そうに聞こえないな……。ともかく臨場感がすごいです。本当ぜひ劇場で見てほしい。
わたしは新宿テアトルで見たんですけど、最初はバルト9とかそういう大きなところでやってくれてたら色々良かったのになーと思ってたんですけど、違いますね。これ、新宿テアトルみたいなこぢんまりとした、なんというか、ああいう雰囲気の映画館で見た方が良いなって。だから本当劇場行こう。
かつてわたしが生まれる前に、こんな風に戦中を生きた人たちがいたんだ。彼らがいたから今のこの平成があるのだと、平和というものを噛み締める作品です。なので、ね!!!!!

さてまあゴリ押しはここまでにしといて、ここからネタバレ全開・もう既に鑑賞後前提で感想いきますのでご注意ください。


これ、普通に見る分には理不尽にうちひしがられながらも生きていく女性で、片腕を失くし故郷を失くしながらも、それでも隣には夫がいて夫の家族がいて、戦争孤児だけれども晴美ちゃんのような新しい子供と一緒に復興の戦後を生きていくんだろう、と割と明るいラストで占められるんですけど…………。
これ夢オチじゃないよね????という恐怖が始終付きまとう感じです。原爆の後、あのお子さんの手を引いて歩く女性を見たときマジで夢オチだったのかと戦きました。今でも戦いているけど。

広島、原爆のあと、焼け野原の中、右半身にはガラスが突き刺さり、爆発で全身焼け爛れながら左手に幼子の手を握り締めて歩いていく。ものすごい臨場感でした。座り込んで、動けなくなる。あそこでハッと今までは夢オチだったのではないかと思いました。座り込んだまま死ぬ。いつかの兵隊みたいに。彼と違って辿り着くべき場所に辿り着けぬまま、蛆に集られ腐りおちて死んでいく。そのつかの間に見た夢だったのかと。
その後ちゃんとすずちゃんが生きていてくれてほっとしましたけど、でももしかしたらあれは別のすずちゃんだったのではと思います。
もし右手を失くしておらず、病院にかかる必要がなかったら。もし病院の予約がすんなりとれていたら。8月6日にすずちゃんは広島にいたはずで、つまりあれはすずちゃんだったのかもしれないのです。
右手を失ったとき、すずちゃんは後悔しています。もし左手に荷物を持っていなかったら。もし裸足で駆け出していたら。もし近くに飛び込んでいたら。もし晴美ちゃんじゃなくてわたしだったら良かったのに。その後悔を全て引き受けたのが広島の彼女です。裸足だったかどうかは分からないし、もしかしたらあの幼子は彼女が身を挺して守ったのではなくたまたま行き会っただけの孤児かもしれない。でも右半身は何も持っていなかった。左手に繋いだ幼子は無事だった。そして幼子ではなく彼女が死んだ。幼子はすずが引き取ってすくすくと育っていく。
あれは紛れもなくすずの別の人生だったのではと思います。そしてそれを暗示させるだけにしては、すごくリアルだったんですよね、描写が。そもそもあのシーンを入れる必要性は何だったのでしょうか。
それはやはりすずの別の人生であったのだと思います。
作中でもそのようなことを言っています。もしもは夢の残骸みたいだな~みたいな台詞。うろ覚えすぎてあれなんですけど、それは結局意味のないものだというような結論だったような……。
そういう視点にたったとき、"もしも"は作中の実に多くの場所に散らばっているのではないか――ということで、もしかしたらあのすずは考えうる中で最も幸福だったルートかもしれない説を語っていこうかと思います。
(そしてもうひとつ。この作品最大のテーマ「この世界の片隅に」「ウチを見つけてくれてありがとう」についても)

えーと、まず最初のばけもんからして、あそこから既に夢オチの伏線が張られているンですよね。
あの不気味な大男がのしのしと歩いていながらも、誰も気にしてない(感じだったような……実際違ったらごめんなさい)ところから、あらって感じではあるんですが、その後すずちゃん自身あれは夢だったのかしらと独白しています。
しかも周作はこの時点ですずちゃんの名前を知っています。作中では靴下に名前が書いてあり、引っくり返ったときにそれが見えたから周作はすずちゃんの名前が分かっていたのだ、という説明があります。
……周作はすずちゃんフルネーム呼んでなかったっけ。靴下に書いてあるの"すず"だけだったよね……?
あれっと思った箇所第一弾。いや苗字くらい名乗ったのかな。どうだったかな……でもあれって思った箇所です。
その後周作はすずちゃんを探し出して縁談を持ってくるんですけど、いや待てあっこからどう探し出せた?!感じもすごいですよね。名前と、海苔を届けに行くという情報だけで、よく……というのと、あの出会いだけで、よくすずちゃん嫁にもらおうと思ったね?!何年の片思い?!!?
もうここは運命なんだな~~~って感じできゅんきゅんするところだけど、これもまた昔話風というか……ばけもんはいわゆるトトロ的な扱いだし、孤児の子を座敷童子として扱っているので、周作は童話の王子様なのかなみたいな印象を受けますよね。あの時助けてくれた恩は忘れない、みたいな……。しかもそれできちんと姫の前にやってくるんだよ、王子は。
(はい!ここが映画のポイント「見つけた」ですね!!カウント1!!)
で、周作とのデートの時に、「まるで今が夢みたいなの。ずっと今のままのわたしでいたい。だから幼馴染に会ったら現実に戻っちゃいそう」(意訳)という発言をします。
実際哲くんと再会したときは素に戻っているし、一瞬怪しい感じにもなって、……まあ結局ここでは何もないし、これがきっかけで周作との距離も縮まったのでなんかもういいんですけど。あれなんですよね、すずの嫉妬ターンはないんですよねそういえば。周作美男子っぽかったから(少なくとも縁談持ってきたときは)周りの女子がきゃーきゃー言わなかったのかなって思ったんですけど。

そんでまだまだ閑話休題をすると、やっぱり哲くんはすずちゃんのこと好きだったよねきっと絶対。北条性のすずちゃんから葉書をもらって、偶然か故意か分からないけど呉に上陸して、そうしてわざわざすずちゃんとこのお風呂を頼ったのは勿論実際問題風呂に入りたい切実な海軍問題があったのだとしても、戦争を経験してどうしてももう一度平和な頃の象徴だったすずちゃんに会いたくなったんだろうじゃないですか。
当時は親の折り合いが悪くて家に帰りたくなくて、だからすずちゃんのこともなんだこいつって思ってたのかもしれないけど、そんなやさぐれたときに描いてもらった絵はもう宝物だったと思うんですよね。帰ろうと思えるくらいには勇気付けられる何かがあったわけですよね。
戦争を経験して、人としての当たり前の何かが欠けてしまって、そんな自分が日常に帰って来たときに、真っ直ぐに会いたいと思ったのはすずちゃんだったのでしょう。人妻になってしまっても、もしかしたらあの頃知っているすずちゃんじゃなくなっていたとしても、それでもすずちゃんに会いたかったから、村外れの家までわざわざ訪ねに行ったんでしょう。
そうしたらすずちゃんは相変わらずすずちゃんで、当たり前に生きているすずちゃんで、もう笑うしかなかったんだなあ。もし「見合いの相手あんたかと思った」ってあの時に引き止めていたら、好きだって素直に伝えていたら、もしかしたら「おかえり」って戦場帰りの自分を迎えてくれた家族はすずちゃんだったかもしれない。
もうこの頃から戦況は危うくなっていたはずで、ミッドウェー海戦から2年余り。作中でも哲くんが「沈没することもできなかった」と言っていたけど、それだけで船乗りたちの心境がなんとなく見えるじゃないですか。
だからこそ、周作はすずを譲る気になったんだろうけど……。もうここもさあ、ばかー!って感じだよね。周作のばか!みたいな。まあすずちゃん遠慮しいだったから分かるけど。哲くんも分かりやすく、俺は昔のすずを知っているしみたいな昔の男風醸し出して煽ってたから分かるけどさぁ。
まあいいや。それでたぶん分かりやすい"平和"な、守りたかったはずの"日常"のすずちゃんを、もう別の人のものだとは思いつつも一晩だけでもと手をね、伸ばしたくなって……拒絶は当然、落ち込んだしがっかりしたしたろうけど、それでもやっぱり当たり前に当たり前のことを言うすずちゃんが愛おしかったんでしょう。
最後を見るに、哲くんあれ戦死なのかなあ……。すずちゃんの思い出を抱えて再び海戦に向かった彼は。彼の最期は、どんなものだったんだろう…………。

さて、本題に話を戻して。彼らの関係を見るに、すずも一瞬逡巡したところを見るに(そしてもしかしたら最初の海辺で哲くんを見たときに咄嗟に隠れたあの仕草、憎からず思っている男子だったからこそ一瞬隠れてしまったのでは、自分が鉛筆を欲しがっていたことを知ってくれていた上に鉛筆をくれた彼のことを、少なからず大切に思っていたのは本当でしょう)、すずちゃんも哲くんのことは満更でもなかったはずです。縁談もあんたかと思った、という時満更でもなさそうだったし、彼らのやりとりは北条家よりも自然体な夫婦ぽかったところからも、彼らはもしかしたら結ばれたかもしれなかった。
北条家に嫁ぐことが決まる前に告白していたら、あるいはすずちゃんが嫁いだのは水原家だったのかもしれない。
これがまた"現実"への分岐点だったのではないかなと。
できるなら遠くへお嫁に行きたいと箸を長めに持っていたすみちゃんはついに広島から出ません。それを考えると、もしかしたらすずちゃんも広島から出なかったことが"現実"だったのでは。
少なくともあそこで戻ることもできたんですよね、すずちゃんは。結局は、哲くんの手をとらないことで、その未来はなくなったのでした。

後はそれより前になるけど、径子さんが「実家に帰ったら?」って言った時に「里帰りか!」って勘違いしたために本当にただの勘違いになったわけなんですけど、あそこですずちゃん「呉にお嫁に行った夢を見た」って言ったんですよね。あれでもちょっとエッ夢オチ??って思ったけど単に寝ぼけてたと片付けられました。
そもそも呉にお嫁に行くのは夢だったという暗喩があったのでは?
物語最後の方で「ぼんやりしているうちに死にたかった」と言っていましたが、つまりあの時すずちゃんはぼんやりとはできていなかったということ。この当時ぼんやりしていなかったら、もしかしたら離縁して帰っていたのかもしれません。
その場合でも、広島被災ルートを辿っていたわけですね。

次はやっぱりあの晴美ちゃんかなあ。もし防空壕にお邪魔できなかったら?あれもどうしようと思っていると老婆に手招きされて案内されたところが共同の防空壕でした。
わたしはてっきり何か手伝いをさせられたすずちゃんたちがそのおばあちゃんちの防空壕にお邪魔するのかなと思ったら、着いた先は共通の防空壕だったんですよね。そしてあの防空壕着いてから……おばあちゃんいました?
入っても良いかと尋ねるのは別の女性でした。あのおばあちゃんどこにいったのか……。
あそこで防空壕に入っていなければ晴海ちゃん諸共死んでいたかもしれない。
そして海沿いを歩いて、そこでもしもがたくさんあるわけですが、ここでは割愛しましょう。
ここが最大の分岐点。繋いでいた手が逆だっただけで死んでいたわけですからね。
何より右手を失わざるをえなかった。
ここから急速にすずの明るさはなりを顰めていきますね。
わたしも右手なくなって絵が描けなくなると思うと……絵描きの端くれとして、とても身につまされるすずちゃんの心理描写たくさんでした……(語るというよりも描かれるすずちゃんの表情が。前半とうってかわってもう無気力というか、絶望というか、それでも生きなくてはと無表情にならざるをえないところ、声の演技もそうでしたね)。

家に焼夷弾が落ちてきたときも。あれはあのまま全部燃えてなくなってしまえばいい死んでしまえばいいっていう逡巡があったのではと思うのですが、あそこであのまま見捨ててしまえば"帰るべき場所がなくなって"広島に帰ったかもしれないし、そもそも一緒に燃えて死んじゃっていたかもしれませんし、あるいは防空壕の中で蒸し焼きになって死んでいたのかも。
結局獣のような咆哮を揚げながら、片手で上手くできなくて自身に火がつこうとがむしゃらに消火したからこそ、帰るべき家がそのままで、周作はこれをきっかけにしてきちんと帰ってくることができたんですよね。
そしてこの後だったかな。鮮やかに世界を描き出す右手がなくなったのに良かった、家が燃えなくて良かった、そんなよくないことを無理やり良かったという彼らに辟易として、理不尽に耐えられなくなりそうになって、倒れかけたところを周作が「見つけた」わけです。はい見つけたカウント2!!

鷺が飛び立つところも、分かれ道としても、「見つけた」としても大事なポイントです。
そもそも家が燃えかけたときも早く防空壕に入れ非難しろという声に逆らっています。勿論あれは家が燃えているのが分かっていたから、という側面がありますが今度は違います。
正真正銘、逃げなければならない場面で鷺を追いかけていって、頭巾も放り出して駆けていきます。
あの鷺を助けなくちゃ。鷺は哲くんがくれた羽根です。「最近お前絵を描いていないのか」と、絵を描く自分を大事にしてくれた哲くんの思い出です。もしかしたらあの時、すずちゃんが最近絵を描くことに気付いてなかったのかも。北条家は。少なくともすずちゃんが絵を描くことを重大視していないんですよね。
後々憲兵に咎められて落ち込むすずちゃんにノートブックを渡していたので、結果的にすずちゃんの本質も救われて良かったと思いましたが。
ともかく、鷺は哲くんに、現実に繋がるキーワードです。そして広島へ逃げていく。そう、そっちに飛んでいって、そのまま山を越えれば広島よ、そこなら安全だから、とすずちゃんは喜色を浮かべるわけです。久しぶりに。
あの分岐点でできなかった"裸足で駆ける"を行いながら、鷺に先導されるように広島へ向かっていきます。
そしてそこで「見つけた」わけですね!周作が!!!
勿論見つけたポイントなんですが、あそこで見つからなければ、そのまま空襲で死んでいたかもしれません。
空襲で死ななくても、広島まで無事に辿り着けるとも思わない。
あそこは見つかったからこそすずちゃんは生き残ることができたわけです。
帰りたい帰りたいと言うすずちゃんは、周作の説得もあって、結局は片手を周作の背に回して、留まったのですね。
烏鷺は飛び去ったわけです。すずちゃんを広島に連れて行かないまま。

この後鷺に触発されたように帰郷を決意していきますが、前述の通りもしもが重なれば、広島で被災していたかもしれません。
時間軸的にはありえませんが径子の優しさに触れて「ここにいたいです」と自ら決めなければすずちゃんは被災していたのでは。
あそこで「私と違ってあんたは流されるままにここに嫁がされて働かされて」と言っていましたが、それは違うでしょう。
もし本当に流されるままに生きていただけだったのならば、すずちゃんは広島で被災していたはずです。
そしていつかの後悔を引き継ぐ形で、幼子を助け、代わりに自分は焼け爛れて死んでいたはず。
幾つもあったチャンスの中「呉に残る」と決め続けたのはすずちゃんです。勿論径子さんほど明快に自分の意志に従っての決断ではないかもしれませんが、哲くんやすみちゃんに帰っておいでよと言われながらも、すずちゃんは呉に残ることを決心しています。
きっとすずちゃんは自分で呉に残ると決めたからこそ、あの最大幸福ルートを歩むことができた。少なくとも映画の中のすずちゃんは。
それでも右手を失わざるをえないのは、とても理不尽で不幸なことだとは思いますが。
ここの径子さんに「自分は呉に残る」と宣言したことで、完全に被災した女性ではなくなったのだと思います。

では最後の「見つけた」ポイント。
広島に帰郷した折、広島をうろうろしていたところに真っ直ぐ間違うことなく迎えにきたところです。
ほらこのほくろ、俺はすずさんを見間違わないよ。と強く宣言していますが、そもそもお前なんでそこにいる……?!?
なんか作中で言ってたけどよくわかんなかったというか……広島市内だってよくピンポイントで見つけられたねっていうか……。
まあここからかなり不思議めいてくるんですが、再びあの運命の出会いの橋の上に行きます。
そして周作は「すずさんを見つけられたことは俺の最大の幸いだ」というようなことを言い、それに対して「ウチを見つけてくれてありがとう」と返します。
その後ろを、"ばけもん"が通っていく……十数年も前と同じように。
はっとする夫婦が見たのは、コミカルなタッチのワニ。
そう、すずちゃんが語った"生きていたおにいちゃんとその嫁"の形。
ありえないものが、ありえない形で存在していたのです。
そして夫婦はやけに明るい、不自然な空の下を歩いていく姿が描かれている。
そう、これは、虚構なのでは……?

さあミステリアス・ホラー推察いってみよぉ!
ねえ周作って本当に生きてますか?
すずちゃんにしか見えないものとかじゃないよね??
鷺が飛び立った時に見つけに来てくれた周作は、どうしてあの時間あの道にいたのか?
後半につれて家族全体の団欒は少なくなっていきます。
最初は「姉さんがこんなに上手に飯を炊けるなんて」と軽口を叩いていた周作だけど、段々と会話はすずちゃん中心になっていませんか?
後半周作は誰かと、すずちゃん以外と会話していましたか??
ちらりと入ったお骨、美晴ちゃんのものにしては大きいなと思いましたし、遺影も写りませんでしたけど、あれは周作ではないですよね??
数ヶ月目覚めなかったお義父さんもね、本当に生きているのか怖い感じもあるんですけどね。
勿論あれ周作ちゃんと生きてる?説は見終わって号泣していた時にふと思い至ってしまったので単に見落としているだけなのかもしれないですけど。
もしも途中から周作が死んでいたとしたら、都合よく現れる周作はすずちゃんが自分の中で形成していた周作だとすると納得できちゃうんですよね。

それにさあ、どうして広島に行ったときにあの幼子を引き取ったのだろう。
周作もよくOKしたなあとかあるんだ。自分たちのお子さんは?って。そもそもあの時点で妊娠してないの??って気もするんだけど…………。
もしあれが周作が死んでいたとしたら、もう自分は子供を持てないので、自分を縋ってくるこの子を、美晴ちゃんみたいなこの子を引き取ろうみたいな思考に陥ったりしないかな……??
いやこれは周作が生きていても自分たち夫婦には子供がいないから引き取るっていうのも十分わかるんだけどね?!?!?!

いやー『実はトトロでさつきとメイは死んでた!』くらいの暴論な気はするんだけどね。周作死亡説。
やけに明るい夜空も単にこれからの二人の道の先行きは明るいぞ!という比喩なのかもしれないし。うん。戦後明るいのか分からないけど。あの大男は本当に分からないけど。
でも周作は本当に不思議な存在で、幾つもあるあのポイントで周作がすずちゃんを見つけなければあのエンドには繋がらないんですよね。
あの大男が始まりのきっかけで、それがお兄さんで、うーーーーん、その辺はまだ解釈足りない。
誰か良い説明プリーズ……。
ふしぎってほんとうにあるのね!でまとめると一番いいんだろうけどね(お目目ぐるぐる)(結論は放り投げた)

最後にもうひとつ。
散々広島のあの女性はもうひとりのすずだと唱えてきましたが、実際にはリンちゃんじゃないのか、とも思っています。
つまりリンちゃんがもう一人のすずちゃんだったのでは……。
座敷童子に例えられるリンちゃんですが、そのリンちゃんに親切にしたすずちゃんは、後にそうとは互いに知らないけど道案内して助けてもらいます。それはばけもんにも通じますね。迷っていたときに出会った"化け物"――この世ならざるもの。そういう存在なのかしら?と。
どちらかというとこれは後付で、映画の最後に白い手がすずの頭を撫でていきますよね。まるでお別れみたいに。ちょっとあれ周作かなとも思ったんですけど、でもそれにしては綺麗な手だったから。そしてED後のクラウドファンディングの後の映像、あれはリンちゃん視点の彼女の物語でした。その最後の最後に手を振ったのはあの白い手です。リンちゃんの物語の後にあの手が出てきたのです。
あれはもしかして決別だったのでは。互いにとってもうひとつの人生だった。仲の良い友人になれた。ただいくら軍人が多い呉で、遊郭は需要があったとはいえ、終戦間際まで営業していたのでしょうか?あんなにたくさんの遊女を抱えながら??
もしかして暇を出された遊女もいたのでは。そしてリンちゃんが暇を出されたのなら、行く宛がないなら、やはり少しでも知っている古巣を選ぶでしょう。
そして広島に来たときに、被災したのならば。

またすずが持っていた口紅ですが、あれも個人的に違和感があるというか。
あまり化粧に興味のないすずが、デートの時にはとりあえずおしろいはたいとけみたいなすずが(個人的にはあまり化粧うまくないなと思っていたのですが)、周作を見送るときにきりっと引いた紅(決別みたいなあのシーンのあときちんと周作が返ってきたことにほっとしたような不安なようなやっぱりほっとしたような感じもあるのですが)、またとても印象的に紅が割れるシーンがあります。
あの紅はリンちゃんの象徴だったのでは。紅が割れた瞬間。白魚の手がすずを撫でていった瞬間。リンちゃんはこの世を去ったのでは。ちょっと時系列が分からないのであれなんですけれども。
それに「あんた縫い物下手ね、それじゃあお嫁にいけないよ」というおばあちゃんだったかな?の台詞に対して「別にいけないくていいもん」「それでも嫁にはいけたよ」というすずちゃんの台詞があって、あれも印象的なんですけど(そして嫁にいけたよ、というのは本来ありうべからざる線だったのではと思ったり……)、ともかく縫い物関係は不器用なはずですよね。
でも婦人会で草鞋を作っていたとき、すずちゃん片手ないのにそれなりに器用に作っていたじゃないですか。普段器用な径子さんよりも。
勿論それはすずちゃんの成長の証なんでしょうけども、もしかしたらね、リンちゃんだったらちゃんと作れるからっていう暗喩だったりしないかなー、なんて。
もしもあの運命的な出会いをしなかったら、もしかしたら周作と出会って夫婦になっていたのはリンちゃんだったのかもしれないな。なんて。

さて、以上です。大体言いたいことは言えたけど……い、一万字超えてる……しかも内容自体は大したことないし……疲れた……。
ストーリーをそのまま見ても感動ですし、当時に思いを馳せたり、平和を噛み締める良い映画なのですが、もしかしたらあれはすずちゃんにとっての最大幸福ルートで、もしかしたら夢物語のようなもので、現実にはもっと不幸なすずちゃんがたくさんいたかもしれない、と思うとまた泣けてくるんですよね。
本当号泣でした。
不安ながらも答え合わせやら考察やらでまた見に行くかも……とりあえずDVDは買う。

そしてね。当時の食べ物も何もかもなくなっていく中、空襲で家を焼かれ身体を失い家族を亡くしながらも、絶望にうちひしがれてもまた前を向いて生きていく人々の生活を見ていてね。
あの時代をD機関員はみんな生きていたんだなあって。
勿論過酷になったころには三好は死んでいたりもするんだけど、たぶんEDで三好と背を向けていた波多野は一番長生きすると思うので。きっとあの惨状をその目で見ていたことでしょう。
戦争が激化した頃はスパイはスパイとして活動できない。パールハーバーが限界でしょうか。つまりあの頃は大体皆日本に戻ってきていたのではないかな。
そしてその中でも波多野は生きているし、帰ってきていると思っているのだけど。
最大の誤算の先にあった惨状を、どんな思いで見ていたのでしょうか。
平和が訪れても統括する組織そのものがなくなったあの頃、すぐにD機関が復活するとは思えないから……当面は日本で生きていたのかなあ。もしかしたら直ぐに組織されて海外に派遣されたりしたのかもしれないけど。
勿論日本に生きていようが持ち前のスキルでそれなりの生活を送るんだろうけどさ。
敗戦した際の日本の様子は、勿論ずっと予想はしていただろうけど、実際の敗戦をその目で見て、身体で感じて、それをどう思ったのか。
自分たちが命がけで手に入れた情報が、結局上手く生かされないまま迎えた敗戦の中を、どんな思いで生きていたのか。

それに何より、わたしは何もない日本に、だからこそ佐久間さんは帰ってきて欲しいと思った。
玉砕覚悟で敵を屠ることが軍人だと信じていた佐久間さんは、スパイとしての戦い方があると知った。それは決して卑怯な手段などではなく、むしろ有利に戦うために必要なことなのだと。
でもまだ佐久間さんは知らないのだろう。日常の中で、あるものだけでどうにか生きる、そういう市井の人々の戦い方を。
もしかしたら戦場では屋根のあるところで敵兵の銃弾に怯えなくてすむ市井の暮らしを小さく羨んだかもしれない。すずちゃんがすみちゃんを僻んだように(けれども結局すみちゃんは美男子の将校さんと上手くいかなかったっぽい上に被爆してるっぽいので、やっぱり作中一番まだマシ的な意味も含めての幸福な女性はすずちゃんなわけですが、閑話休題)、小さく思うことは当たり前だとも思う。
だけど佐久間さんは配給が滞って飢え、何時空襲がやってくるのか怯え、戦場とはまた違ったそういう市井の人々の恐怖を知らないだろうから。
復員して帰ってきて。そうしてまた驚いて。日本の惨状に。自分たちが負けた結果をその目で見て。身体で感じて。戦っていたのは決して兵隊たちだけではなかったと、身体の芯から理解して。
きっとたくさん悩むでしょう。それでもどうか、市井の戦いを知ってほしい。原爆の恐ろしさを知ってほしい。それでも生きていかなければならない絶望と平和と、幸福を、知ってほしい。
どうかどうか、佐久間さんは帰ってきて。そしてあの戦後をどうか、生き抜いて欲しい。
いつかこれらの経験が苦く懐かしい思い出に変わる時まで、生きて、生きて、生き延びて、穏やかに年老いて死んでほしいと、切に思います。

2016/11/27

【三好】

①‘身体好、学习好、工作好’;青少年が健康・学習・活動の3方面で優れていること.
②‘思想品德好、学习好、身体好’;(優秀な児童・生徒として評定する条件の)思想道徳・学習・健康の3つの面で優秀であること.

白水社 中国語辞典より

三好ってそういう意味があったんですね??!?!?!?!?!?!
今まで三好がD機関員のトップ・リーダ扱いなのも納得ですね????!?!?!?!
ひえええええこれも皆が知っててわたしだけ知らなかったシリーズ……?!!

他にみんなの苗字にも意味や由来があるのか、ちょっとググッただけじゃ分からなかったんだけど、何かしら意味があってつけられたのかなあ。
少なくともこの偽名を与えるとき、中佐は三好がとても優秀な生徒だから、頭脳も身体能力もスパイとしての思想も、全て秀でていたからこそ三好と名づけたんだよね。きっと、おそらく。
偽名だって、佐久間さんは所詮は偽ものだと言っていたけど、それは紛れもなく中佐からの評価であり、信頼であり、愛であったんじゃないかしら。それは、偽名だと一蹴してしまえるものではないのでは……。
三好にとって"三好"という苗字はもしかしたら、誇らしく大切なものだったのかもしれない。
中佐が紡ぐ三好という音を、いつも耳をすませて聞いていたのかも。
あの寒い冬のドイツで、最期までスパイを全うできたのは、中佐が必ずマイクロチップを回収しに来てくれると信じ穏やかに死を受け入れられたのは、中佐が自分を"三好"と呼んでいたから。信頼の形を、確かに知っていたから。自分こそがスパイとして中佐の一番弟子であったのだと、彼の思考がよく理解できていると自負していたからなのでは。中佐は必ず自分の安否と所在を確認し、マイクロチップを回収すると。決して自分が築いてきたスパイ網を生かすと、当たり前のように信じられたから……。
中佐にとっても三好は正に"三好学生"だったのでしょう。

そう思うと、佐久間さんも「本当の名前さえ知らない」なんて思わずに、三好って呼んであげてほしい。
もしかしたらそれは、親にもらった名前よりも、その男にとって誇らしく大事な識別情報だったのかもしれないのだから。



p.s ついにショッパー三好3人目をお迎えしました。腹ん中で何で僕がこんなくだらない営業案内をいつまで同語反復しなきゃいけないのかと思いつつも全てを覆い隠してにこっと笑ってウインク決めた上に、アニメよりも幼げな様子を醸し出して愛くるしさを演出する三好マジ三好様。

2016/11/23

D機関員は人を殺さない。人を殺したことがない。
だけど殺せないわけじゃない。
殺せる。だが、殺さない。
殺せないことと殺さないことには天と地ほどの差がある。
だが殺さないことと殺したことにも、やはり天と地ほどの差がある。

自分が握った柄から伸びる刃が相手の胴体を貫く。
固くも、柔らかい肉の感触。押し込めばずぶずぶと刃が肉に沈み、血が噴出す。
更に押し込めば、がりっと嫌な音を立てて、硬い骨を刃が削る。
異物を吐き出そうとするように、全身の細胞が戦慄いてびくびくと脈打つ。
だらだらと流れる血とともに命が失われていく感覚。
瞳が濁って、ただ光を反射する球体となって、意識と理性が消えていく。
最後の力を振り絞って、こちらを害そうと、最後まで生きようと足掻く手足。
消え行く数秒、全ての憎悪と嫌悪と畏怖を塗りこめた眼差し。
最後の一息が宙に消えて、人だったものが肉塊になる。

そういう感覚を、佐久間さんと違ってD機関員は知らないんだよなあって。
連絡係になった当時戦闘経験とか殺人経験があるかどうかは分からないけど、
少なくとも佐久間さんが命を失った時、そこには厳然と機関員と溝があるんだよね。
たぶん機関員が知らない数少ないことのひとつなのではないかな。
勿論動物を屠るのと感覚的には変わらないとか、人が人を殺すことに特別な意味を見出すのは集団幻想だとか、
まあそういうことももちろんあるんですが、やっぱりね、誰かの人生を奪う、それはとても重いことだと思う。
少なくともその意識がある、背負うべき十字架を幻視している時点で、絶対的に違うんだと思う。
勿論昭和当時の機関員ならそうでもないんだろうな。幾ら物理的に人を殺していないとはいえ。
原作でも一人の軍人を社会的破滅には追い込んでいたわけだし。もしかしたら首を括ったかもしれない。
彼らが操った情報は、必ず誰かを不幸にしたし、彼らもそれに対して自覚的であったと思う。

だけどやっぱり直接自身の手で誰かを殺すことは重みが違うと思う。
やってみたら案外簡単だったな、呆気ないものだな、みたいな感想を抱くくらいあっさりと、彼らは人を殺せるだろう。
そして誰にも気付かれないように現場を工作することも、
食事に対して嫌悪感を抱くことも、夢に見ることもないだろう。
任務の中の一風景。そういう風に消化して、何事もなく生きていくんだろう。
だけど自分は人を殺したことがある、という事実を知っているのと知らないとでは雲泥の差があると、わたしは思うんだな。
それはきっと罪だから。人間としての罪としても勿論、生物としての罪でもあるから。
だからなおのこと、全てにおいて殺人の罪は重いのだ。きっと。

つまり、転生して佐久間さんだけが記憶がある場合、それってめちゃくちゃ大きな溝なんだと思うわけですよ。
記憶の有無以前に、自分は昔人を殺したことがあるっていう、罪の意識があること。
佐久間さんは敵だから、国家の命令だったから、ってそういう風に罪を他所に投げて安寧に浸れるような人じゃないと思うからなおさら。
人を殺めたから幸せになれない、とかそういう風に思いつめる人ではないけど、無邪気に生きる現代機関員を見たら、嗚呼あの頃のあいつらとは違うんだなァと思うし、そのまま何も知らずに幸せになって欲しい、ってきっとそう思うんだろうなって。
こいつらとは違う、そう明確に線を引く要因のひとつになるだろうから。

それに佐久間さんが復員してから機関員と恋をすることになってもさ、きっとそこには大きな違いがあるんだよね。
夜、いつか誰かを殺した夢を見て。引き金を引いて飛び出した弾丸が相手の身体を貫く感覚。ステップを踏むように、血を撒き散らしながら宙を踊って地に落ちる肉の塊。まだ息のある、だが数分と持たぬ敵兵を、せめての情けで軍刀で切ったその感触。糾弾するように上がる悲鳴。自分を詰る怨嗟の声。
そういうものを夢に見て跳ね起きる佐久間さんを、けれど機関員は理解して慰めることはできても、共感はできない。自分の感覚として処理することはできない。
名前も顔もない幽霊として生きる彼らの孤独・苦悩を佐久間さんが理解できないのと同じくらいに。
どんなに近い立場に居ても、決して最も理解しあえる関係にはなれない。
日本という公共の利益のために戦う、その立場は近しいはずなのに。
これが片方が一般人だったら、また違うんだろうなあとは思うけど。
そういうわけで、原作軸での戦後の恋愛はまた大変だろうなあと思うわけです。

結論を述べましょう。
転生もの・記憶なし三好×記憶あり佐久間さんで、
何か喧々諤々やりあった末に、これだけは言うまいと思っていたのに、
だけどもう言わずにはいられなくて、怒りと悲しみと、やりきれなさと、後ろめたさと、
何よりも、何もかも諦めたような顔で、
懺悔するように、詰るように、突き放すように、
「お前は人を殺したことはないだろう」
っていう佐久間さんは超萌える!!!!!!!!!
それはどう足掻いても転生三好が太刀打ちできる事実ではないのですよ!男同士であることよりも重く大きく立ちはだかる、もしかしたら前世の男の影よりも高いハードルなのです!
人は相手を理解できなくても愛することができる。
だが「自分はこの人に愛される資格がない」そう思っている人間が愛されることを享受できるのか。
転生みよさくはこれだからやめられません!おいでよ転生みよさく沼!!!

2016/11/20

twitterに書くとあとであのネタってどうだったっけってなるし、みよさくに関してはtwitterで呟いても煩いだけだろうし、なのでこっちでぽつぽつ書いていこうかな。
とはいいつつtwitterにつぶやくはつぶやくんだろうけど、可能ならこっちでってことで。
そのうちタグつけて整理できるようにしたいなー。

尊敬する小説書きさんのツイートを拝見して、"もしうちの三好が佐久間さんに「僕が浮気したらどうします」と戯れに問いかけたら"というお題に関してつらつらと。
最初に3秒ほど宙に視線を逸らして考えて、
「分からん。まず貴様が浮気したとして、それを俺が知れるわけがないだろう。貴様が隠そうと思ったことなら、予感さえもさせずに完璧に隠し通すはずだ。だから俺が貴様の浮気を知れたということは、貴様はそれを俺に知って欲しかったということになる。普通そういうことは別れてほしいという意思表示だが……貴様はそんな回りくどい手段は使わないだろうしなあ。つまり俺は貴様が何をしたいのかさっぱり分からん。別れて欲しいならそう言え」
「佐久間さん、貴方がそういう機微に疎いのは百も承知ですけど、普通そういう時は別れたいだけでなく、相手に嫉妬してほしいことも含まれます。是非憶えておいてください」
って呆れ顔の三好が返して「貴様は俺に嫉妬してほしいのか?」って佐久間さんはさっきよりもきょとんと理解不能な顔しそう。
ン?どう反応するかじゃなく、そうしてほしいって問答になってるね?!よくある!
前提として嘘は相手にバレなきゃ嘘じゃないってことで。

逆に佐久間さんが「俺が浮気したら貴様はどうする?」って聞いたら、三好はちょっと目を見開かせたと思ったらすぐににっこり笑って、
「そもそもそんなことになる前に不安因子は摘んでおくのが常識でしょう。それすら掻い潜って何かあったのだとしたら、僕は佐久間さんに対する評価を改めねばなりません……そしてそれがあったとして、今も僕と交際を続いているということは、何かしらの対処をする必要がなくなった、と解釈していただいて構いませんよ」
っていうようなことをナチュラルに佐久間さんを見下しつつ(これは相手は浮気しないっていう信頼でなく、そんなことできるほど有能じゃないだろうっていう評価なとこがミソ)言いそうかなって。
三好も佐久間さんも相手が一回だけの身体の関係を他所で持ったとしても多少失望やらをする程度なんじゃなかろうかなって。浮気だ!とか悲しい!とか許せない!みたいな感情にならなさそう……それよりは不潔ですねって嫌悪感的な?
佐久間さんは浮気するくらいなら相手とすっぱり関係切ってからって感じするけど、そこはほら泣き落としでも薬でも一回ヤって子供でもできたらそっちの責任とりそうだからさ。相手が確信犯でもさ。三好はたぶん軽度の監視と消毒は怠ってないと思うんだよね。

逆に佐久間さんにしてみれば三好が生涯添い遂げるほどの本気であるとかは全く予想してなさそう。
だから浮気について警戒したりとかしてなさそう。仕事でそういうこともしてるんだろうなってナチュラルに思ってるし、多少もやっとしても気にしないんだろうな。
飽きたら容赦なく捨てられるだろうけど、俺も三好のことは好きだしそれまで楽しくいれたらそれでいい、とかある種三好よりも淡白やら軽薄というかなんというか、なとらえかたの交際してそう。
お付き合いは他のどのカップルよりも誠実なお付き合いをするんだけど、心根はそんな感じ。
みよさく交際の決定権は確定的に三好が握っていて、佐久間さん的には自分がそれをどうにかできるとも思えない諦念が根底にありそうなんだよね。
万一浮気現場を佐久間さんが目撃したとしたら、帰ってきた三好に(同棲設定)「そこに座れ」とテーブルにつくように指示した後「昼間貴様が女性と仲睦ましげに歩いているところを見かけた。そちらのご婦人を好ましく思っているなら、さっさと俺と別れろ」って関係整理させそう。
嗚呼ーーこういう佐久間さんは三好に対して子供を持たせてやれなくて申し訳ないとは思わないだろうな。子供が欲しくなったら自分と別れるなり他所からもらってきそうだし、囚われない三好が自分の血縁が欲しくなるとも思えないし、第一子育てとか絶対向いてないし子供 好きじゃなさそうって思ってるから……。
だから佐久間さんが三好に申し訳なくなるのは告白された時だと思うんだよね。学パロとかで好き好き言われている時とか、それが本気だと分かるとすっごく申し訳なくなりそう。トチ狂って俺を好きにならなければ幸せになれたのに……と。
百歩譲って女性でなくとも同じ機関員であれば……とまで考えて「それだけは絶対ありませんし想像も止めてください」って三好にドン引きされそう。僕の愛を信じられないんですかぷんすこ!するよりもあいつらだけはまずねえわーってドン引きそう。

……なんの話してたんだっけ?
大体話が途中で横道に逸れるんだけど、結論としては、うちのみよさくは相手が浮気するか否かでやきもきしない。互いに別ベクトルでそもそも相手が浮気しないと思っているから。
うちのみよさく浮気に関する問答はそんな感じです。

2016/11/14

原稿の息抜きにつらつらと語っていこうと思う。
推敲もしてないし頭の中の単語をそのまま流してるだけなので非常に読みづらいと思いますご了承ください。

わたしの中の真なるみよさくとは何か。
尊大なる自尊心だけを頼りに生き、そして一切の過去と引き換えに"三好"というスパイとしての人生を与えられた男。
愚直に誠実にただひたすら愛し信じていた"真実"を、ある日いきなりそれがただのまやかしだと気付かされてしまった男。
そんなふたりが互いに愛し、大切に思い、失いたくないと思う物語。
それは記憶のない三好と、記憶のある佐久間さんの来世での恋なんだと思う。
まず三好について考えてみよう。
三好は誰にでもなれたし、何でもできた。それって裏返せば誰でもないってことでしょう。人は何をもってして個人たりうるのか。肉体と精神。肉体は置いておくとして、精神だって何がしかの基準がなければ個人じゃない。だって例えば誰かの記憶が植え付けられたとして、そうしたら同一の肉体とはいえ個人は個人たりえるか?
わたしはNOだと思う。あくまで肉体と精神が揃っていての個人だと思う。じゃあ個人たりうる精神とはなんだろう。
わたしは過去の集積と、それによって収斂した物事の判断基準・反射的行動だと思う。好き嫌いも、所作も、思考回路も、全ては肉体のバイアスがかかった過去の集積なんじゃないかと思ってる。
つまり生きている以上、生きてきた時間で感じた感情・学んだ最適解がアルゴリズムとなってプログラムされている人格があるはず。でも他者を完璧に演じられるなら、他者のアルゴリズムを完璧に再現できるなら、それができる個人のアルゴリズムとはなんだ?? そんなもの存在するのだろうか。
例え"三好"が嫌いな食べ物があったとして、しかし"真木"がそれを好物だという設定なら、三好はそれをおいしそうに食べるし、頻繁に購入して食べるのでしょう。
それが例え人の目がなかろうと、ずっとずっと実践し続ける。それってもうどこに"三好"がそれまで生きていた過去の片鱗が紛れ込むというの??
肉体は変わらないかもしれない。でもそれだって他者の認識をあやつって意図的に変えることができる。肉体ですら三好の統制下に完璧に行われる。
三好が連続して保ち続けている情報はたぶん、たったひとつ。「自分ならこの程度のことはできなければならない」その精神だけ。
とかつらつら考えると、三好という偽名が与えられる前の彼個人は、三好という偽名が与えられた瞬間に死んでしまった、少なくとも仮死状態に陥ったと思ってしまうのね。
でも彼が"高い自尊心を保ち、そのために他者になりすましスパイ行為を行う"ことだけは連続して行われ、魔王こそが三好と彼の個人を結びつける情報を持っている限りは、三好という個人は死んではいないとも思うのね。
でもじゃあその彼を説明して、認識して、といわれてもだめでしょう。好みもない、よくとる行動もない、ならもうそれは、認識できる性格は持っていないということ。骨格とかデータというものになってしまう。あるいは幽霊といえるかもしれない。存在していないけど存在している、触れられはしないけど知覚はできる存在。
だけど三好は真木として死んだ。魔王もいつかは死ぬだろう。そうして死んだとき、やっぱり三好という個人は死に絶えてしまったのでしょう。過去にすら存在しない存在として。
それは普通の個人とは決定的に違うんだよね。子孫という遺伝子情報も残っていない。墓に名前も残らない。彼が生きた様々な証(卒業した学校の名簿、日記、個人が使用していたあらゆる道具、個人が存在したといえる何がしか)は全て抹消されてしまった。
それって三好という個人が生まれ変わったとして、その生まれ変わりの個体に残せる情報って何もないじゃないですか。記憶すら、それは他者の記憶だ。
カバーとして生きた三好や真木として転生することならできるでしょう。
でもそれって三好という名前が与えられた男じゃない。

だからわたしはわたし自身に問いかける問いがある。
もし三好というカバーの人格が生まれ変わりとして佐久間さんと恋仲になったとして、それは果たしてみよさく民たるわたしの望む結末だろうか?
違う。違うと思う。わたしは彼の肉体が経験した全ての時間、そこから構築された彼の個人、あるいは魂といってもいい存在が、佐久間さんという存在と結ばれて欲しいと思う。
彼が小人の国に迷い込んだように過ごした幼少期、スパイ予備生として生きた"三好"、ありうべからざる個人として生きた"真木"や他の誰か、全てをひっくるめて、そんな彼が佐久間さんを好きになったと思いたい。
三好だから好きになったって、それはカバーが恋した男になってしまう。それはやっぱり少し寂しい。
死ぬな殺すな囚われるなを訓戒として生きていた男が惹かれるということを考えても、やっぱり三好が惹かれるということにも違和感がある。

だからね、三好という名を与えられた男が生まれ変わるとしたら、記憶は持てるわけがないと思うの。
高い自尊心と能力だけが彼の持ち物。
もし彼が前世の生まれてから死ぬまでの全ての記憶を持っていたら、そして佐久間さんと出会ったら、男が取る行動は三好として生きて三好として彼に好意を持つこと。
だって佐久間さんにとっての男は三好だったから。だから三好は三好になるだろう。だって他に持てる個なんてないのだから。だったら三好になるのが自然だ。そして必要とあらば他の場面では他人になる。
男が愛するのは、三好として認識し、三好として愛する佐久間さんだ。
でもそれは前述の通り。わたしが望むみよさくじゃあない。
だから、三好の生まれ変わりは、記憶を持ってちゃだめなんだと思うの。

じゃあ今度は佐久間さんについて考えてみよう。
佐久間さんは徹頭徹尾"佐久間"さんだった。彼が軍人として生き、死んだ証はたぶんたくさんそこらに転がっている。
前提として、佐久間さんは佐久間さんとしての記憶を持って生まれ変わることは可能だろう。
佐久間さんとしてのアルゴリズムを持ちながら、記憶を持たないまま生まれた彼は、佐久間さんと呼べる。佐久間さんらしく生きていく。
そんな佐久間さんが"三好"に出会ったら?
やっぱり前世と同じ結末を辿るでしょう。三好が特別な感情を持たない限りは化け物だと思うし、それで終わってしまう。だって前世をなぞっているんだから。
勿論戦時下ではないし、"三好"はスパイでないから、彼個人として行動する以上、佐久間さんが彼に対して興味を持つ可能性がある。逆もしかり。だけど、そこから恋仲になったとしたら。
佐久間さんが愛するのは平和な時代に高い自尊心と能力を持って生まれた男……でもそれって本当に、みよさくなのかしら。
日本国万歳なんて鼻で笑って、日本という国の価値すら冷静に見極める目を持ちながら、ただ己の自尊心だけを頼りに真っ暗な孤独の中、情報を拾い集めては組み立てて日本に送り続け、人にもならず死んでいった三好。
意思も思想も求めた結果も何もかもが違うけど、軍人として殉じた佐久間さんと同じくらい、"お国のために働いた"三好の欠片は、生まれ変わった三好にはない。
あの昭和を生きた、三好という名前を与えられた男と軍人佐久間さんの、恋の話では、ない。
あのふたりを幸せにすることはできない。だって完全に別人同士の恋だもの。みよさくですらない。

だから佐久間さんは記憶を持っていてほしい。
スパイとして生きようとした、高い自尊心と能力を持った、うつくしい完璧な化け物を知っている佐久間さんであってほしい。
彼がその後どう生きてどう死んでいったのか。"三好"になる前はどう生きていたのか。何も知らなくても、たったひとつ、"三好"として生きていた彼の1年間を知っている佐久間さんであってほしい。
そんな佐久間さんだから、彼が彼として個人を確立し、個人としての幸せを願えるんでしょう。平和な時代だけれども、だからこそスパイではなくただの一個人として生きる彼を通して、あのスパイだった男のことを考えるし、スパイだった頃の彼もひっくるめて愛せるんだと思う。
きっと昭和の頃の佐久間さんは佐久間さんの人生を生きるのに精一杯だった。だけど生まれ変わった佐久間さんなら、三好の幼い頃の孤独を、そしてスパイとして何もかも違っても同じ国のために戦い続けた彼の生き様を、きっと思い馳せることができるから。
あのスパイだった三好さえも全て全て、愛してくれるんだと思う。
その時初めて軍人佐久間さんとスパイ三好の恋が咲き、結ばれるんだよ。みよさくが生まれるんだよ。

勿論一個人として生きるその男は、ただの男としては認識されない。別の男の影を通して愛されるわけなんだけども、それはふたりで一緒に過ごすうちに、徐々に今世でのみよさくになっていくから!大丈夫!
記憶は薄れる。特に意識して憶えていようとしない記憶は薄れるし、薄れた記憶は経験を消し、セピアの写真のように。前世の記憶なんて、次第に薄れて消えていく。いつかはあれは夢だったのではないか、空想だったのではないかと錯覚していく。忘れたことすら忘れていく。
毎日朝から晩まで働いて、帰って三好と少し話をして、休日には三好と一緒に時間を過ごして。愛し合って喧嘩もして仲直りして、そうして毎日いっぱいっぱい生きて満たされて、過去に思いを馳せる余裕もなくなる。今の三好を愛して、今の世界を生きるのに精一杯になる
そうして前世みよさくは忘れられて死んでいく。咲いたみさよくの花は種を残して枯れて死ぬ。
そうしたらもう、今世の佐久間さんが愛し続けられるのは間違いなく今世の三好だから、きっかけは忘却の彼方だとしても、生涯をかけて愛しぬいた人は今を生きた相手だから。
そして今世のみよさくも幸せに死んでいくんだ。

これがわたしの考える最ッ高のみよさくなんだな!!
あと単純に化け物三好が三好という太刀打ちできない亡霊にじたばたする様が見たいのもある。それくらいじゃないと三好は佐久間さんに対して焦燥抱かなさそうじゃん笑
化け物にとったら佐久間さんひとり囲うくらいわけなさそうだし……だからこそ最強のライバルがいなくっちゃ、青春してもらわないとね!
いつかこういうみよさく書きたいね。

勿論これはただのぼくのかんがえたさいきょうの原作軸完全無欠ハッピーエンドみよさくであって、普通にはちゃめちゃな現代警察官・学生と振り回される苦労性上司・先生みよさくもおいしいと思います。むしろください。待ってる。毎日pixivでタグ検索してる。
ただもしいつか現パロみよさくを描くことになったら「全てを容易くこなせる能力を持って、尊大なる自尊心だけを頼りに生きている男」と「愚直に誠実にただひたすら愛し信じていた"真実"を、ある日いきなりそれがただのまやかしだと気付かされてしまった、それでも真っ直ぐ進んでいく男」という軸だけは大事にしたい。守りたい。
自分すら捨てることができる三好と、自分を信じそのために命を懸けることができる佐久間。
だからこそ好きになった三好と佐久間さんという人間は、大事にしたいなあ。

さてここまではちゃめちゃな文を最後まで読んでくださった貴方。お疲れ様です。ありがとうございました。聖人君子かよ。
菩薩のごとき貴方の考えたさいきょうのみよさく作品、お待ちしています!増やそうぜみよさく!

2016/11/13

イヤアアアアアアアアアアアアアア早く!!!!!言って!!!!!!!!!!!中野学校がジョカゲの元ネタなんですねアアアアアアアアアアア恥ずかしい!!!!!!!みんな知ってた?!?!?!知ってたよね?!?!!?!?!?!?!?ひとりで婦人会ここだーたぶんここが大東亞文化協會!って何言ってんだ貴様馬鹿かって感じじゃないですかーやだー!あの…そのうちに……石碑見に行きます……はっず……まあおおよそ合ってたっぽいから……資料写真はとれたし……
もし第2のわたしがいたなら是非こちらを見てください……→【ゆっくり解説】よくわかる陸軍中野学校

2016/11/12

人間は案外簡単に周囲の影響を取り込み、自分の意思と錯覚する。
これを身をもって体験しました……。

会社のお昼休み中、自分のデスクでお昼を済ませ、携帯を弄っていました。
隣には同期、その隣には先輩が居て、なにやら話をしていたんですよ。
わたしはわたしで一人携帯を見て(支部でジョカゲ作品を漁りながらにやにやしていたわけですが)、隣の声が漏れ聞こえてくるわけです。
"飲み会""予定は""今は忘年会シーズンだから""一緒に飲みに""1月の後半とか"
みたいな単語が聞こえてきたことは憶えています。
さてそんな声を聞くとはなしに聞きつつ携帯を弄っていると、同期のグループラインが飛んできました。
発信者は隣の同期。店のHPと、「ここでどうか」という一言。
わたしはそれを最初それを何の?とは思いつつ、ふと「今度同期会を企画するけど、その店はここでいいか?」という提案だと思ったんですね。
グループラインは私と隣の同期ともう一人。あ、これは単純に店の好みを言っていいやつと思って、料理が無理ですって言ったんですよ。
そうしたら怪訝な顔で「そういう個人の好みは受理できない」と言われ、はあ?じゃあなんで良いか悪いか聞いたのよ―――って頭にハテナが飛んで暫く。
「嗚呼これ忘年会の場所を聞いたのか!」って気付きました。
確かにそのグループラインは直前まで忘年会の話をしていて、わたしたちは忘年会幹事だったんです。
「忘年会の会場はここでどうか」の一番肝心な"忘年会の会場"が抜けていたわけですけども、もう一人の同期はすんなりと了解できたのでしょう。きっとおそらく。
平謝りしましたよ。その時はこれは忘年会の話だったと気付いただけでしたので、何でかわからないけど同期会の話だと思っていて、忘年会の会場としては良いと思うと平謝りで訂正しました。
それでもう少し後になって、何故同期会などと勘違いしたのか、と考えて、やっと直前までのあの隣の話で刷り込まれていたと気付きました。
"同期会"、同期の飲みの話も隣でしていた、と思うんですが、今となっては真相は分かりません。
ともかく、隣で話していた別件の小規模飲み会が刷り込まれて、勘違いを真実を信じ込んで行動してしまったんです。

これはとても直截的な話、特にわたしが後で真相に気付けたくらいの話なので大したことはありませんし、元々わたしが早とちりしやすい勘違い女ではあるのですが。
そりゃあ酒場で近くに潜んで繰り返し単語を発言し、近くにいたベテラン刑事さんを探偵役に仕立て上げるくらいD機関員なら造作もないわな!!!って思った次第です。
人間って単純だし、存外自分の意思で考えてるわけじゃないんですねー。
大恥かいて身をもって実感した体験談でした。ちゃんちゃん。
当の同期に対してお前も主語書けよって内心諸々逆ギレ不満大爆発なのは君とわたしだけの秘密だぜ!

2016/11/09

分かりました!分かりましたよ皆さん!

参謀本部から大東亞文化協會まで、佐久間さんの足なら約25分です!

ざっくりとした下調べで恐縮ですが、現・防衛省が参謀本部、千代田区九段南1-6-11を大東亞文化協會だと仮定します。
そうすると大通りを行って25分でした。
成人女性が運動靴の早歩きで25分なので、まあ佐久間さんが普通に歩けばそれくらいでしょう。
というわけで、参謀本部から大東亞文化協會までは約25分。丁度いい散歩道ですね。
これならそれなりに時間が過ぎた頃合に結城中佐に報告を終え、これから参謀本部という行動にも納得がいきます。
結城中佐も、足を引きずっていたとしてもこれくらいの距離ならちょっとそこまでっていう距離ですね。

大東亞文化協會は九段下の愛国婦人会の裏にある、というので、とりあえず愛国婦人会についてざっくり調べました。
どうやら発祥の地とやらが九段下なので、まあ九段下にそう何個も支部があったりもしないだろうと、昨日、その発祥の地とやらに行ってみたのですが……。
北の丸公園内にあるよ!と仰るグーグル先生の指し示す方向がちげえ!
夜の北の丸公園めっちゃ怖かったです。ありゃ殺人のひとつやふたつ起こってもばれないでしょう。こわちか。
ひええこんなとこに建物あるわけないようと、北の丸公園を戦々恐々と歩き回った後、iphoneのマップアプリに住所を入れたら……
北の丸公園の外側じゃん住所!
というわけで、千代田区九段南1-6-11は北の丸公園の外側です。
住所を確認しつつ、念のためおまわりさんにも確認し(住所を尋ねて戸惑わせてしまってすみません)、すなわち千代田区九段南1-6-11は、恐らく九段坂病院と九段会館の間です!
残念ながらHPに載っていた石碑的なものは見当たりませんでしたが、おそらくまああの辺なのではないでしょうか。
周りの建物からいっても、北の丸公園は近衛歩兵連隊の駐屯地でしたし、国立の建物も多いですね。
更に今知ったのですが、九段会館は旧称・軍人会館というのですね!
予備役・後備役の訓練、宿泊に使用されていたということは、つまりこれに連なる建物として軍が保有していた建物というのも納得がいきますね。
まあ原作小説では取り壊して移転しているので、暫定としてありえたのではないかなああの辺に。という気がします。

それと、素敵なことがありました。参謀本部から大東亞文化協會までの道に、「花びし」という和食料理店がありました!
もしやこのお店から名前を取られたのかしら?と思うと……今度ちょっと行ってみたいです。

それとね、大東亞文化協會、靖国神社とめっっちゃ近いんですよね。目と鼻の先。何より大東亞文化協會から参謀本部までの道にもなっていますね。
佐久間さんは行き来するたびに、横目に靖国神社を見ていたわけで、確かにこれほど身近な存在であれば「いつかはここで戦友と」と思えるのも不思議ではないかもしれません。
佐久間さんのことなので、参謀本部からの帰りや自主鍛錬の際など、ちょくちょく参拝していたのではないでしょうか。
ハラキリショーまではある種希望の場所として、嬉々として参拝していたであろう佐久間さんは、しかしあの事件の後ではどんな気持ちで参拝したのでしょうか。
それでもいつかはここに来るのだろうという予感?戦友ともう一度と願う希望?あるいはもしかしたら腹を切った手駒の誰かに対しての憐憫?
ンン、これもまた妄想が進む要素ですね。
ちなみに大東亞文化協會から参謀本部までの道の途中、ちらっと東京タワーが見えるんですよね。
機関員の誰も、あるいは佐久間さんさえも知らないかもしれないけれど。ちょっと切ない。

それとね、これはわたしの単なる体験談なのですが。
靖国神社、なんだかとても……不思議なところでした。
少なくともわたしが確認した限り三方に鳥居がありました。その鳥居がまたとてつもなく大きくて……橙のライトアップがされているんですが、なんだかとても恐ろしかったです。
わたしは非科学的なことは信じていない無神論者、あるいは科学信奉者なのですが、それでもなんだか、すごく違和感を覚えました。具体的にはちょっと言語化できないのですが。
今撮った写真を見ると、全然そんなことはないのですが、あの場所に立った時、恐ろしいと思う何かがあったのです。
それでも思い切って鳥居を潜ると、そこはなんだかまるで異界のようでした。少なくとも、それまでわたしが居た現実とは少し違うような。
勿論駅に向かうショートカットとかのために横切る人はそれなりにいました。それでもなんか、異界のような、何かの胎の中のような、不思議な感覚がありましたね。
会社帰りに参ったので、第二鳥居までしか行けなかったのですが、その向こうも何か、ドキドキするものがありました。まあ暗かったから、というのも大きいでしょうが。
そうして見て回って、なんとなく鳥居から入って鳥居を潜らず帰るのは気が引けて、もう一度入ってきた鳥居から抜けて帰りました。
帰り、潜り抜けた鳥居をふと振り返ると、あの不気味な印象はほとんどなくなっていて、驚くくらい"ちょっと大きいだけの普通の鳥居"みたいな感じでした。
あの不気味な違和感はなんだったのでしょうか。広島の毒ガス島とか、それなりに人の死にまつわる場所なら行っているのですが、不安になるほどの違和をこんなに感じたことはほとんどなかったように思います。
不思議な場所ですね。靖国神社。逢魔ヶ時だったからかもしれませんけれど。
今度はちゃんと昼間に参って、奥のほうまで見に行ってみたいですね。

さて、これらのことはもしかしたら、いえきっとおそらく既出なのでしょうが、貴重な体験として、色々と見れて良かったです。

2016/11/06

来春2017年5月3日のSCC26に参加します。その際ピリオド.3を発行予定です。
102pを予定していますが、果たして無事に出るのか……既に進捗遅れ気味で冷や汗ものです。
もし良かったら、無事に出るよう祈ってやってください!

さて、久々すぎる更新で申し訳ないです……。
近況としてはジョカゲにはまりました。
とりあえず原作とアニメコミカライズとDVDBOX、設定資料集などを買いあさってしまいました。HAHAHAまさかこんな沼があるなんて。
明日は会社帰りにでも神保町を散策してモデルになった大東亜文化協會にでも行ってみようかな。

CPとしてはみよさくが熱いです。はたさくやじつさくも気になるお年頃。
とはいいつつ、原作軸(アニメと原作小説を混ぜて原作と称します)でみよさくって絶対恋愛にはならないと思っています。はたさく・じつさくも同様に。
三好も佐久間さんも、相手に対して、恋しいと思うことは絶対ないだろうなあ。
精々道端で見かける花に「おっ」って寸の間立ち止まるくらいの感情であってほしいんですよね。
三好は精々歩みは止めず、ほんの少し歩みを遅めて、通り過ぎる間だけ目の端に止めるくらい。
佐久間さんはわざわざ立ち止まって、暫くその花を愛でて、また一撫でくらいして、そうしてまた歩き出すくらい。
そんな関係性のみよさくが好きです。
みよさくか?って言われそうですけど笑
ふたりが夜にお酒を飲んでるだけで、みよさく…ッって泣けるくらい、みよさくに関してはホモ判定の基準が低すぎる自覚はあります笑
でもキス以上しない。きっと絶対。
少なくとも三好は恋になりそうな感情はその前に、全て摘みあげてしまいそうですから。
というより、そうであってほしい。完璧に自分の感情もコントロールができて、囚われない人であってほしい。機関員には。完璧なスパイであってほしいな~~。だからこそ柩の真木は美しいんですよね。
面白い人だな、と視線で追いかけてしまいそうになった時には、目を瞑って振り払ってしまう、そんな三好であってほしいです。
三好や機関員がとても好きなので、だからこそ完璧でいてほしい。
そこをわたしが三好は佐久間さんが好きなのだ、としてしまったら、なんだか三好への冒涜や裏切りなんじゃないかなーって思っちゃうんですよね。
他人様の原作軸みよさく大好きですけどね?!?!
見るのと妄想するのは別腹ということで……。わたしがわたしのみよさくとして想像すると、だめなんですよね。来世に期待!
来世みよさくは思う存分いちゃらぶしてほしいです。一軒家で同棲するくらいにはいちゃらぶしてほしい。

まだまだ語り足りないことがいっぱいなので、そのうちまた。
とりあえず今日のところは原稿に戻ります!!

2015/05/06

イベントお疲れ様でした!
『ピリオド. 1』, 『ピリオド. 2』の自家通販を再開しています。以降とらのあなへの委託は両方とも行いません。
また両方とも3巻の発行の際に再販する予定はありません。
以上、よろしくお願いします。

委託での参加で、その上あまり役に立てなかったですが、参加できてとても楽しかったです。
開始直後は買い物に出ていてわたしは席を外していたのですが、そのときに幾らかピリオドをお求めいただいたようでありがとうございました!
直接お礼を申し上げられなくてちょっと残念です。
次回イベント参加、すなわち『ピリオド. 3』の発行は今秋以降となります。
私生活が落ち着かないとどうしても本格的な執筆ができないためです。ご容赦願います。
お待ちしていただいている方には大変申し訳ありませんが、今しばらくのんびりとお付き合いいただければ幸いです。

丁度1年前、ピリオド. 1を発行したのでした。初のオフ参加で、個人誌で、とてもドキドキしていたのを覚えています。
あのときから周りの方々の温かさに励まされてここまでがんばってくることができました。
残念ながらピリオドを1年間で終わらせられませんでしたが、必ず最終巻まで発行し、まだ描けていない森山さんと伊月さんの物語をこれからも紡いでいけたらと思います。
改めまして、レディビットをよろしくお願いします。

2015/05/01(05/02追記)

お久しぶりです。イベントのお知らせです。
2015/05/04 SCC24 飴屋キリコ(東4く16b)様に委託をお願いしました。
SCC24_catalog
新刊はありません。無配は…あったらいいな……諸事情により無配はありません。ごめんなさい。
1, 2両巻ともとらのあなへの委託は停止し、以降は残部があれば自家通販のみとなります。
また3巻を発行するにあたって再販するかどうかは未定ですが、現在はしない方向で考えています。
当日は委託先【飴屋キリコ く16b】におりますので、何かあればお声がけください。
よろしくお願いします!

近頃は益々忙しくてやんなっちゃいます。やたら精神的にもクるし……。
眼鏡かけたまま寝オチするのはどうにかしないとなあと思いつつなかなか改善しませんね。
しかし明日から休みなので!ゴールデンウィークなので!
眼鏡外して夜も浅いうちにしっかり寝てたっぷり睡眠とって、
委託のために新しい無配を1日で何かしら作って、
人生初めてイベント2日連続参加と言うことでSCC24両日、3日は一般参加、4日は委託と売り子で参加して、
2週間空くために溜まりに溜まる各種課題を片付けるぞー!
……ん?あれ?寝れるかな?少なくとも休みというほど休めないね??
といった感じですが、エンジョイしたいと思います。課題とかやんなきゃいけないことは滅せよと思います。
皆様もよい休日を!

2015/02/24

お久しぶりです。今更ですが、あけましておめでとうございました。昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします。
…挨拶こなきゃなーとは思っていたんですが忙しさにかまけてついついご無沙汰してしまいました。
年賀状企画も生きていますよ。結局年賀にも寒中見舞いにも間に合いませんでしたが、どうにか間に合いました。
というわけで、もし年賀状もらってやってもいいよっていう方がいらっしゃいましたらどうぞご一報ください。メールフォームからでもtwitterのリプなりDMからでも。

あと水責めの扉をうっかり開いてしまってからちまちま描いてた落書きが完成したので、アップしました。
なんっか改めてみるとアラが酷くて…精進しなきゃいけないなーと思います。
あとこれ森月ってしてますが正直月森だったかな…って気もしなくもない笑
背徳的特殊性癖はまたいずれチャレンジしたいですね!めざせ薄暗い背徳感!!

私生活は大分忙しくなってきました。スケジュール帳が真っ黒で嫌になります…
早く落ち着かせて創作にもう少し力を入れたいですね!がんばります!

2014/12/12

NYCplan
年賀状企画、やっぱり今年もやることにしました!
正直年賀状に時間をかける余裕はあんまりないのですが、もう何年も年賀状イラスト描いてると描かないのも座りが悪くて、ならばと企画しました。
元旦に届くのは限りなく絶望的なのですが、よろしかったらもらってやってください。

葉書か葉書in封筒の場合は、郵便番号・住所・氏名(本名)・送付方法(葉書or葉書in封筒)を、
メールの場合は、メールアドレス・HNを、
このサイトのメールフォームかtwitterのDMから送ってください。

あと、とらのあなより『ピリオド. 1』が預かり期間終了して戻ってきましたので、自家通販を再開します。
無配もまだ結構余ってるので、自家通販ご利用の際はよかったらもらってやってください。
『ピリオド. 2』はまだとらのあなに預かって貰っていますのでそちらをご利用ください。
ピリオド1, 2ともに3が発行の際に再販する予定は今のところありません。要望があれば考えます。
そんな感じで、諸々よろしくお願いします~!

さて、近況としましては毎日19:30までは居残り確定なのが辛いです。プラスアルファ課題の嵐。
なかなか個人的な原稿まで手が回らない。もう辛いよ寝たいよ引きこもりたいよー!という今日この頃です。
そんな中やっと黒バス最終巻、ファンブック、ドラマCDを見ました聴きました。
本当に黒バス終わっちゃったんですね。コミックス派のわたしにとって、最終話をこの目で見るまではまだ終わっていないという心持ちだったのですが、とうとう終わってしまいました。
先生も、プレイヤー諸君も、お疲れ様でした。そして誠凛のみんなおめでとう。
と、しんみりする本編とは裏腹に、ドラマCDのなんたる罪深さ…!
いつから森月さんに接点がないと錯覚していた…?口説く練習台になってくれってそれなんて同人展開ですかやだー!終始もだえる非常においしいドラマCDでした。ごちそうさまでした。
ファンブックも色々と判明して、最終回を迎えても妄想はまだまだ衰えませんね。
森月ライフ、まだまだ盛り上がっていきたいですね!

2014/11/24

伊月さんお誕生日おめでとう!!……ございました。
1ヶ月と1日も遅れて…せめて11/23にあげようと思ったらそれすら遅れて……本当に本当に申し訳ございませんですが愛だけはこめました伊月さんハッピーバースデー!
あと後であげようあげようと思ってすっかり忘れてた無配漫画とピリオド2の表紙とかもあげときました。放置気味で申し訳ない……

なんとか元気にやっています。すっかり忙しくなっちゃって、平日には到底原稿できないような日々が続いています。まあそんなこんなで伊月誕がこんなに遅くなっちゃったんですが…
まだあと個人的な原稿もあって、それがもう年内に完成するの?って勢いだからもうどうしたら…ピリオド3の原稿はいつになったら始められるの状態です……ハハ………
そういえば今年は年賀状企画どうしようかしら。羊まくらに埋もれて並んで寝る森月さんとかいいですよねえ。
やるとしたら森月オンリーかな。やれたらいいな。今月中には決断したいと思います。ウン。

とりあえずどなたか、時間を止める道具をお持ちの方はわたしまでご一報ください

2014/10/13

イベントお疲れ様でした!
無配も当日の朝ギリギリに刷って開場寸前に到着などなど、今回もギリギリすぎるサークル参加となりましたが、無事終えることができました。
前回あれほどもうこんなギリギリの生活しないと誓ったばかりなのに本当にすみません……
そんな感じでしたが、当スペースまでお越しくださった方、本を手に取ってくださった方、差し入れや手紙をくださった方、本当に本当にありがとうございました!

また手持ち分の既刊ピリオド. 1が途中完売してしまいまして、折角当スペースまでお越しくださったのにお渡しできなかった方にはすごく申し訳なかったです。
とらのあなさんにはまだ多少残っているので、ぜひそちらをご利用ください。
新刊ピリオド. 2も途中で切らすことはありませんでしたが、丁度手持ち分は完売しましたので、
そちらもあわせてご利用くだされば幸いです。
無配はもう暫くしたらサイト、支部の両方にあげたいと思います。

ピリオドシリーズは必ず3巻で完結させます。残すところ4話です。
ですがこれから私生活が忙しくなり、本を作ったりサークル参加する余裕はなくなってしまうので、
発行は来年秋以降になると思います。
正直これからの4話は結構長いので秋くらいに暇になっても発行自体はもう少し遅れそう、なんてちょっと心配しているのですが、できうる限り最速でお届けしたいと考えています。がんばります!

2014/10/10

spark9_catalog
SPARK 9のお品書きをあげました。上からも飛べます。

レディビット
COMIC CITY SPARK 9 / 東6ホール ま15b
森月プチオンリー「Koi?来い!恋」のペーパーラリーに参加します。
新刊・既刊購入を問わず、全ての方に配布する予定ですのでよろしくお願いします。

ええ、お分かりかと思いますが脱稿しました!ギリギリ、ギリッギリで!!
印刷所さんには頭が上がりません…
もう2度とこんなギリギリの生活はしない、と5月、心に誓ったはずなのに見事に二の舞です。
色々と妥協せねばならぬところがあって悔しい1冊になってしまいました
サンプルをあげるために見直していたらなんだかまるっと描き直したい気持ちになりました。
わたしはもっとやれるんだ…というような思いが…
けれど現状できうる限りの精一杯の力で描きあげた1冊ですので、なんだかんだ愛情もあったり…
親心は複雑です。
うにゃうにゃと申しましたが、全力で描きあげた渾身のピリオドシリーズ第2巻です。
自家通販は13日昼頃からを予定しております。予定です予定。
よしなにお願いします。

さて今度は無配だがんばるぞー

2014/09/21

イベント参加情報を更新しました。
COMIC CITY SPARK 9 / 東6ホール ま15b で参加します。

あと正式に参加申し込みを出して載せようと思っててすっかり忘れてしまっていたのですが、
森月プチオンリー「Koi?来い!恋」に参加します。
当日企画のペーパーラリーの参加方法の説明イラストがめっちゃかわいいんですよね…
当サークルもペーパーラリーに参加しますので、よろしくお願いします。

とりあえず締め切りがヤバイ。

2014/09/04

すごい猛暑だと思っていたらいつの間にやら秋の気配がしますね。それでも今日はなんだか暑い気もしますけれど。篭って原稿中だからかもしれませんが。

さて、先日友人の飴屋さんにお誕生日祝い兼色々とお世話になったお礼として贈った漫画をアップしました!折角ですしアップの許可をいただいたのです。
このはなしは飴屋さんの「春の海と夜と君の手と」の直後捏造です。なので未読の方は先にそちらをご覧くださいね。幻想的でとても素敵なおはなしです。
また創作の許可はとっていますが、この作品の設定を初めとしたすべてにおいてわたしに捏造ですのでご留意ください。

メインはお誕生日祝い、だったはずなのに贈ったのはお誕生日から約半年後、そもそもこの元のおはなしが発表されたのが誕生日から2ヶ月先だったりするという、遅刻なんてことばじゃすまされないほどの遅刻なんですが、原稿があるとどうにもその他のことが疎かになっていけませんね。あはは…すみません色々と溜め込んで……
大変遅ればせながら飴屋さんのお誕生日のお祝いと色々とお世話になったお礼を、この場を借りて申し上げたいと思います。おめでとうございました、そしてありがとうございます!

他にも溜め込んでいるものがあるのですがそろそろ原稿が修羅場なのでやはり横においておかなければならないのがツライところです。
遅刻魔・時間にルーズなどなど遅刻に関するあらゆる称号を集めるわたしですが、今回はわたしにそんなに責任はないのです。今回の予定の押し押しに関してはパソコンが壊れてしまったことが原因なのです。一概にわたしが悪いわけではないのです。パソコンが動かなくなった原因もわたしだけど。
原因究明するも諦め、修理に出して帰ってきた、けれども動かなくてまた調べてOS再インストールして…と大変遠回りいたしました。そう、すごく不幸なめぐり合わせだったのです。
ところでこの夏はtwitterの友人諸氏がばたばたとパソコンとその周辺機器が壊れていて、なんだか呪われているんじゃないかと思いました。何にでしょうか、パソコンの神様?
バックアップは常にとっておくこと。昔から口酸っぱく言われている事柄の割りにみんなついつい忘れがちなことではありますが、その重要性を改めてかみ締める夏なのでした。

2014/08/01

すっかり夏ですね!真夏ですね!蝉が鳴いてこそ夏!だけど18時になっても鳴き続けなくてもいいぞ!
外に出ると暑くて暑くてどろどろに溶けてしまいそうになりますね。熱中症対策しっかりしておかないと…

さて、うっかりアップするのを忘れていてすっかり遅くなりましたが、pixivにあげていた緑間くんお誕生日漫画「repeat, repeat, my dear」をこちらにも載せました。 よろしくお願いします。
緑間くんお誕生日おめでとう~~!

体育館でバスケって絶対熱中症になりやすいだろうから、ましてや秀徳の体育館に冷房なんて入ってないだろうし、くれぐれも体調には気をつけて練習して欲しいですね。緑間くん風に言えば「人事を尽くすのだよ」
そういえば誠凛の体育館には冷房入ったりするのかな…?
ここを見てくださっているあなたも、どうか体調にはお気をつけくださいね。

2014/07/29

自家通販受付開始しました~!
大変遅くなってしまって申し訳ありません…
今のところ特別に受注可能期間を設ける予定はありません。
ご不明なことがあればmailのメールフォームから問い合わせくださいね。
ぜひご利用くだされば幸いです。

2014/06/15

HPできました…!
最初大丈夫大丈夫と2日ですべてやり終えると楽観視していたらまさかこんなにかかるなんて…
一昨年の夏もそれで休み棒に振ったっけ…(遠い目)
とにかく完成してよかったです。あとはもうバグがないのを祈るばかり。
ただ自家通販がまだなのでね…わたしの無知による口座の諸々で……そちらもなるべく早く開始できるよう引き続き頑張ります。
原稿にしろなんにしろ、予定通りに何かが終わった試しがない気がする。いつも完成する前は半泣きで作業している気がする。わたしは予定通りに進まない星の下にでも生まれてきたのだろうか